ニガテ意識さえ克服すれば、数学はどんどん学力アップする!

ニガテ意識の克服にはコツがあったのです。まずは、ニガテ意識を持ってしまいがちなお子さんの主なつまずきポイントがどこなのかを知りましょう。そして「解ける!」という実感を持たせるために、「数学が好きになる裏技」もご紹介します。これできっと数学の学力はついてくるはずです。

数学がニガテなお子さんはここでつまずく

昨日うちの子と話していたのだけど、まわりに数学がニガテなお子さんが多いみたいなの。

ニガテ意識があると、なかなか成績って伸びないのよね。

もし中学3年生の時点で「数学がニガテ」と感じてしまっている場合は、受験勉強ではなく、基本を理解し直すために思い切って中学1年生や2年生の単元から勉強することがおすすめです。

どのくらいまで戻ればいいかしら。「基本が理解できているか」というのは、どのように判断すればいいのでしょうか。

「5分」考えて、答えを導き出す方法にたどり着けるかを、1つの判断基準としてよいでしょう。5分考えてもどのような公式を使うかわからなかったり、解説を読んでも5分以上理解できなかったりしたら、その単元は基礎から学び直すことをおすすめします。先生などにコツや考え方を聞くのもよいと思います。

「5分」という1つの基準があると確かに判断しやすいわね。そういえば、うちの子も数学の成績があまりよくなかった時に、「この知識って何の役に立つの?」って純粋に質問してきたことがあったわ。

確かに英語の勉強とは少し違って、数学の知識が活用されているものは目に見えにくいかもしれませんね。実はそこが、数学がニガテなお子さんがつまずく、1つのポイントなんです。

私も昔、「√(ルート)」が出てくる問題などを解いていて、これは何に使うのかしらと思ったことがあります。

中学3年生で習う平方根ですね。つまずきやすい分野のひとつです。普段「ルート」という言葉を使うことはほとんどありませんが、実は日常でとてもよく活用されているんですよ。

あら、どんなことですか? 

コピー機です。たとえば、A4をA3に拡大する場合の面積は2倍なのですが、コピー機の表示は200%ではなく141%となっています。この数字は平方根を使って計算されているんですよ。

そういえばサイズを変えてコピーしたい時に、その考え方がわからなくて何回か間違えてコピーしてしまった経験があります。

それは「%」で表すと中途半端な数字になってしまっているからですね。200%にすると、辺の長さが2倍になり面積は4倍になってしまうんです。式でいうと、2(縦)×2(横)=4(面積)ですね。正方形を長方形にかたちを変えてもいいのであれば話は別なのですが、コピー機のように縦と横の長さの比率を同じまま面積を2倍にしたい場合は「√(ルート)」を使います。

もしかして、141%って、「√2」 の「1.41421356…」と関係があるのかしら。

あ、それなら私もわかるわ。「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」と必死に覚えましたよ!

とても勘がいいですね。その通りです。小数点第2位までを使って一辺を1.41倍すると「1.41(縦)×1.41(横)≒2(面積)」なので、141%にするとA4からA3にできるのです。

なるほど。「辺の長さを何倍にしたらいいか」で表示されているから、あんなに中途半端なんですね。

 

 

数学がニガテなお子さんは、「解ける!」勉強法で克服

数学でつまずく中学生の特徴として、「算数はよくできていたのに、数学はニガテ」というタイプがあります。

そうですね。「算数がニガテ」という話は、「数学がニガテ」という話より聞かない気がします。

中学生から習い始める「数学」は、基礎である「算数」とそれぞれの公式や解き方のパターンをどのように使うかを「考えさせる」教科だからです。

確かに公式の丸暗記では、数学でよくある文章問題は解けないわね。

もし「算数にはニガテ意識がなかったのに…」 という場合は、先ほどのコピー機のように仕組みをイメージしたり、たくさん問題を解いたりして「解ける!」「わかる!」という実感とともに「考え方」を定着させるとよいです。

解いているうちに、どの公式を使うのか、補助線をどのように引くのかなどパターンを覚えられるということですね。 

そうですね。ニガテ意識がなくなったら、問題集のレベルを上げたり、次の単元の勉強に進んだりします。

「解ける!」という実感が大切ですね。

基本はわかったつもりになってしまっているから、成績が上がらないと応用問題ばかりに手をつけてしまうのよね。

焦って難しい問題ばかり解こうとすると逆効果なのです。そして問題のレベルアップをする時は、先生に相談しておすすめの統一テスト対策や高校入試対策の問題集などを解くのもよいと思います。

ニガテ意識がなくなったら、勉強もどんどん取り組めそうですね。でもレベルアップしたとたんに、またなかなか解けないという状況にならないかしら。

基礎ができていれば、あとは勉強方法ができているかだと思います。たとえば「間違えた問題だけ解説を読んで理解する」という勉強方法を繰り返すとよいですよ。

答えだけじゃなくて、解説も詳しく載っているかどうかの点で参考書を選ぶといいのね。

そうするのがよいと思います。解説を読んで理解したら、1回目に間違えた問題だけを解き直します。さらに間違えたら解説を読んで理解し直します。定期テストなどの直前なら、数回間違えた問題の解き方をまとめたノートをつくるとよいでしょう。

テストが始まる前は、それを見直すと効率的ですね。

もし受験前などでまだ日数があれば、いつまでも正答率が低い問題だけをまとめて徹底的に解き続けましょう。数学は単元ごとに得意不得意がはっきりしやすい教科なので、この方法が役に立つと思いますよ。

 

人に教えて理解度を上げ、数学がニガテから大好きに

 この前、書店でチラッと参考書を見たのだけど中学生の数学ってなかなか難しいですね。小学生くらいまでは解き方を教えてと言われても自信を持って教えられたのだけど。

そうね。小学校の算数なら思い出しながらなんとか教えられるわよね。 

それは、自分がわかることは頭で理解しながら教えられるからですね。実は勉強の理解度を上げる裏技として、「人に解き方を説明してあげる」というものがあるんです。

なるほど。もし説明ができないところがあったら、「理解していないところ」となるのですね。

その通りですね。教えられた人が完全に納得できたら、自分も確実に理解できている証拠。途中で質問されてもそれに対して説明できれば、自分自身もさらに理解度が上がるのです。

純粋に解き方がわからない友だちなどがいればベストよね。

たとえば、先生に協力してもらったり、ひとりでも誰かに教えているつもりで解き方を回想したりするのもおすすめですよ。

人に教えられるくらいになったと実感できたら、うれしいですよね。

「理解してもらえた」「自分ができることのひとつ」だと実感することで、「好き」という感情を持ちやすくなります。好きになれれば、きっと学力もついてくるはずです。数学では問題の解き方を覚えているかではなくて、解き方を使いこなせるかが重要と言えます。人に説明できるかどうかは、公式や解法を使いこなせるかどうかということでもありますから、やはりこの方法は有効ですよ。

 

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