理科の受験勉強のやり方は、事象のイメージがポイント!


理科が苦手なお子さんには、習ったことを具体的にイメージするのが苦手だったり、語句の暗記に頼りがちだったりすることが多いようです。そんな理科の苦手克服法をご紹介します。

中学3年生向け、理科の受験勉強のコツ

この前の三者面談で、担任から「理科の成績が足を引っ張っている」っていわれました。どうやって勉強すればよいのでしょうか?

理科の出題範囲は、「物理」「化学」「生物」「地学」があります。特にどの分野が弱いなどはありますか?

う~ん。全体的に弱いです。たぶん、勉強の仕方そのものがわかっていないんだと思います。

なるほど。理科のつまずきで一番多い原因としては、「語句を暗記しているだけで事象のイメージができていない」ことが考えられます。

事象のイメージって何ですか?

たとえば、「心臓のしくみ」を例に挙げましょう。



教科書では、心臓のしくみの解説で、
1.血液を心臓から送り出す血管を動脈
2.血液を心臓に向けて送る血管を静脈
3.左心房の静脈、肺静脈
4.左心室から出る血液が通る血管、大動脈
5.右心房の静脈、大静脈
6.右心室から出る血液が通る血管、肺動脈
7.肺静脈を流れる血液は酸素が多い
8.肺動脈を流れる血液は二酸化炭素が多い
のポイントが出てきます。理科がニガテな人は1~8を全部丸暗記しようとします。でも実は、必要最低限1と2だけ覚えていればさまざまな問題に応用が可能です。

えっ!たった2つだけ? どうして?

血液の流れる方向がイメージできているかどうかが重要なのです。そもそも動脈は「心臓から血液が出て行く血管」、静脈は「心臓に血液が入っていく血管」という意味です。ですから、肺動脈は心臓から出て行く血管、肺静脈は心臓に戻る血管です。ここまでは大丈夫ですか?

はい。大丈夫です。

一般的に「動脈は酸素が多く、静脈は二酸化炭素が多い」というイメージを持たれていると思います。でも肺に入る血液、つまり肺動脈を流れる血液は血中に酸素を補給するために肺へ行くので、酸素は少ないのです。逆に、肺で酸素を補給したあとの血液が流れる肺静脈を流れる血には酸素が多くなります。

なるほど。一般的なイメージと逆になるんですね!

そう。心臓のどこから血液が出て、どこを経て戻ってくるかのイメージができていれば、どんな切り口の問題でも答えられます。

事象のイメージって、そういう意味なんですね。だけど、どうすればイメージがつかめるんでしょうか?

写真や図、イラストがたくさん使われている問題集を選ぶとよいですよ。理科へのニガテ意識があって、参考書や問題集を買うところまでモチベーションがなければ、学校で使っている資料集を寝る前に10分ほどながめることから始めるのもOKです。

 

「解説を読んで理解する」を目的に理科の問題を解く

受験勉強の仕方について、もう少しくわしく教えてください。

「出題方法に慣れる」というより、「覚える」「解説を読んで理解する」ことが理科の受験勉強のコツです。基礎が身についているかを確認する作業をしましょう。目安としては、中学3年生の冬に基礎を完全にかためるつもりで。タイミングが早すぎると、授業でならう前のものも出てくるので要注意です。

基礎ができたら?

受験する都道府県や学校の過去問を解いて、出題の傾向をつかむこと。そして、たくさんの問題をこなしてさまざまな出題のパターンに慣れましょう。

 

理科で高得点を取る受験勉強のやり方

テストで高得点を取るためには、「得意な分野から」「難問は後回し」「時間がかかりそうな問題を最後に」をポイントに。

答えられる問題から答えていくということですね。

そうです。得意分野で確実に得点しましょう。また、難問にこだわりすぎて最後の問題までたどり着かないともったいないので、「これは時間がかかりそう」と思ったら飛ばして先に進みましょう。そして、時間が余ったら、残った問題とじっくり向き合いましょう。

受験勉強では、難問対策はどうすればよいでしょう?

解けない問題は、解説をしっかり読んで理解することです。そのためには、解説が丁寧に書かれている問題集や、図や写真が多く使われている参考書を選ぶのをおすすめしたいと思います。

 

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