勉強ぎらいな人に朗報。勉強=「机でやるもの」ではない!

保護者

この前、私の友人と話していたんですけど、なんでもお子さんが大の勉強ぎらいで、30分と机に向かっていられないらしいんです。教室長、何かよい方法はないでしょうか?

教室長

なるほど。机に向かっていられないなら、ソファで寝転びながら勉強してみてはいかがでしょう。

保護者

ソファで、ですか?勉強といえば机に向かってやるのが正しいとばかり思っていたわ。

教室長

確かに机で勉強するほうが効率がよいのは確かですが、勉強の目的は机に向かわせることではありませんよね。

保護者

それは確かにそうですね。

教室長

勉強がきらいなお子さんの多くは勉強をすることに慣れていません。いきなり机で長時間勉強するのはハードルが高く、拒否反応を示してしまうことが少なくないんです。

保護者

なるほど、だからソファなどのリラックスできる場所でやってみて、勉強のストレスを少しでも軽減するんですね。

教室長

はい。勉強=つらいものだと思い込んでしまうと、どうしても好きにはなれません。ソファであろうがお風呂であろうが、まずは勉強をするという習慣をつくり、少しでも勉強に慣れることが大切です。

保護者

勉強のイメージが少し変わってきました。机に向かってやるのが、たった1つの正解ではないんですね。

参考書とのにらめっこがきらいな人におすすめ。音声学習法

教室長

勉強法にしたって、教科書や参考書を読み解くだけが正解ではありませんよね。たとえば音声教材を積極的に採り入れてみるのも、とてもおもしろいと思います。

保護者

音声教材とはこの場合どういったものですか?

教室長

ラジオの講座は古くから音声教材の1つとして広まっていますし、最近では映像授業なども充実しています。

保護者

映像授業ですか。

教室長

そうですね。ですが今では、日本の大学でも講義内容を動画で公開しているなど、映像で授業を受けられる試みが進められています。

保護者

勉強の選択肢が増えたわけですね。

教室長

はい。パソコンはもちろんタブレットからも受講できるので、中学生にもとっつきやすいのではないでしょうか。

保護者

中には、音声教材のほうが覚えやすい人もいそうですね。

教室長

はい。目で見た情報に強い人もいれば、耳から情報を入れる方が楽という人もいると思います。こうして情報の吸収パターンを変えてみると、案外うまくいくこともあるのではないでしょうか。

保護者

うまく活用すれば、移動中の時間も有効に使えそうですね。

教室長

確かにそれも音声教材のよいところですね。

 

 

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運動好き必見!身体を動かして勉強ぎらいを克服

教室長

そして運動が好きなお子さんには、身体を動かしながらの勉強もおすすめです。

保護者

運動をしながら!?そんなことができるんですか?

教室長

もちろんサッカーをしながら、野球をしながら、は無理ですけどね。

保護者

どんな運動が適しているんですか?

教室長

ドイツにあるフランクフルト大学の研究チームの実験(※1)によれば、リラックスしながら暗記をしたチーム、30分間軽めにエアロバイクをこいだ後に暗記をしたチーム、30分間軽めにエアロバイクをこぎながら暗記をしたチームのうち、もっとも成績がよかったのはエアロバイクをこぎながら運動したチームだったそうです。このことからもわかるように、単純な有酸素運動と勉強は相性がよいです。

保護者

興味深い実験結果ですね。

教室長

街中では危ないのでおすすめできませんが、動きながら勉強するのも脳科学的に有効な手段だと言われています。英単語を覚える時などに試してみる価値はあるでしょう。

保護者

他にはどんな勉強がよいのでしょう?

教室長

リズム運動がおすすめです。踏み台昇降という運動をご存じですか?

保護者

15センチ程の台を昇り降りする、あれですよね?

教室長

そうです。まずはイチ、ニ、イチ、ニとリズムよく昇り降りし、慣れてきたら単語帳などを見ながら続けます。このリズムが脳に刺激を与えるわけですね。

保護者

ストレスの解消にもなりそうですね。

教室長

はい。単純に身体を動かして気持ちがよいというだけでなく、リズム運動によって増加する「セロトニン」という脳内物質には人をリラックスさせる効果があります。身体にも脳にも効果的な勉強法と言えますね。

保護者

さっそくうちの子に紹介してみます!

保護者

 でも夜遅くなんかは騒音に気をつけなくちゃいけないわね。

教室長

座ったままできるものもありますよ。それがズバリ、貧乏揺すり勉強法です。

保護者

貧乏揺すりって、あの貧乏揺すりですか!?

教室長

はい。確かに印象はよくない貧乏揺すりですが、脳の活性化という意味では、有効な運動の1つなんです。もちろん、まわりの人に迷惑をかけるようではいけませんが。

保護者

 なるほど。それにしても、こんなにたくさんの勉強法があるんですね。

教室長

勉強法に正解はありません。また自分が得意とする知識の吸収方法もさまざまです。勉強がきらいなお子さんには、少しでもストレスのかからない勉強法を探してみて欲しいと思いますね。

(※1)参照URL
フランクフルト大学の調査
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0064172

 

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