読み取る能力を鍛えれば、成績アップも間違いなし! 読解力の身につけ方

読み取る能力を鍛えれば、成績アップも間違いなし! 読解力の身につけ方-01

学習をする上で欠かせない「読解力」は、教育現場でもたびたび話題を呼ぶキーワードです。文章の内容を正しく読み取る能力は、学力アップにもつながります。最近では、読解力検定(語彙・読解力検定)という検定試験も創設され、今後ますます言葉の力が重要視される傾向があります。今回は、読解力を身につけるポイントを紹介していきます。

読解力とはどういうものなのか

学習する上で、読解力は必要不可欠です。読解力がなければ、問題を正しく解くことはできません。

読解力というのは、文章を読み解く力のことですか?

はい。読解力とは、「筆者がなにを言いたい文章なのか」結論を読み解く力のことです。文章の要点を正しく理解できる能力は、学習内容を理解するスピードにも関係します。

読解力を身につけるためには、本を読んだほうがいいって聞きますよね。うちの子にも、ふだんから本を読むようにとよく言っています。

確かに、日ごろから本を読むことはいいことです。しかし、ただ本を読めばいいということではありません。「内容を理解する」ということを意識していないと、文字をただ目で追っている状態と変わりません。

うちの子も「文字をただ目で追っている」状態になってしまっているのかもしれません。

読解力とは、「そこに書かれた論理を正しく読み取ること」、さらに、「その情報を正しくだれかに伝えられること」を指します。また、読解力は文章だけにとどまらず、会話や人の表情から読み取る力にもつながります。

人に対しての読解力もあるんですか?

表情やしゃべり方などの情報も、読解力がないと正しく読み取ることができません。つまり人とコミュニケーションをとる上でも、読解力は大切なスキルなのです。

文章を読み取くときのポイントは?

では、読解力をつけるために必要なことを具体的に説明していきたいと思います。まず、読解力をつける上での基本となる「5W1H」をおさらいしてみましょう。

5W1Hというのは、Who、Why、What、When、Where、Howのことよね?

そのとおりです。「だれが、なぜ、なにを、いつ、どこで、どのように」を文章中で正しく読み取ることがポイントです。これら6つの項目を分けて考えることで、文章の内容が理解しやすくなります。

確かに時間や場所、人や物事の関係などをよく整理して考えると、長い文章や複雑な文章でも理解しやすくなりますね。

その6つの項目を押さえられたら、指示語と接続語を意識して読み取りましょう。

指示語と接続語?なんだか、ややこしくなってきました。

ふだんあまり意識しない言葉なので難しく感じるかもしれませんが、指示語と接続語は、文章をより理解しやすくするためのヒントです。指示語と接続語には、それぞれ法則があります。

<指示語の法則>
・指示語である、「これ、あれ、それ」は必ず指示語より前に出てきた文章から読み取れる。

<接続語の法則>
・「そして、つまり、なぜなら、たとえば、しかし」などの接続語は筆者の語る内容の展開を知るヒントになる。
・理由を説明する…「なぜなら」など
・内容をまとめて、言い換える換言…「つまり、すなわち」など
・例を挙げてわかりやすく説明する例示…「たとえば」など
・前の文章とは逆の意見を述べる逆接…「しかし」など

なるほど。この法則を、文章を読みながら意識していけばいいんですね!

はい。この法則を理解しているのとしていないのでは、国語の成績にも大きく影響してきますよ。

五感をつかった読解力のトレーニング

読解力を上げる方法としてぜひ試していただきたいのが、音読です。

音読ですか?小学生のときによく課題でありました。なんだか懐かしいですね。

音読は、口を使い、耳で聞いて、文を目で追います。五感を使うことで、内容や文の構成がすんなり頭で理解できるようになります。

暗記は読みながら覚えたほうがいいと聞いたことがあります。もしかして、それと同じですか?

そうですね。声に出すことで、内容が頭に残りやすくなり読解力にもつながっていきます。週に2~3回ほど、1回5分から10分程度の音読を採り入れるだけでも効果が出てくると思いますよ。そして最後に、自分が読み取った内容を「正しく相手に伝えられるか」チェックしましょう。内容を理解していないと人になにかを伝えることはできません。

だれかに自分の知っていることを教えるのも、いいトレーニングになるんじゃないかしら?

はい。伝える力は、人の心を読み解くことに直結していますから、内容を相手に伝えたり、教えたりすることで自然と論理的思考力が鍛えられます。効率よく、読解力を高められるのでおすすめです。

テスト前の勉強にも採り入れられそうですね。

ぜひそうしてみてください。誰かにものを伝えることは、大人になっても必要な能力です。コミュニケーションスキルも自然と高まっていきますので、音読の効用は想像以上のものがありますよ。

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