時代と共に変化する教育方針。グローバリゼーションに対応した教育とは?

時代と共に変化する教育方針。グローバリゼーションに対応した教育とは?-01

グローバル教育という言葉を聞いたことはありますか? グローバル教育とは、世界的規模でさまざまな問題を考える教育のことです。グローバリゼーションという言葉がすっかり定着し、日本でもグローバル化、グローバリゼーションに対応した新しい教育をさまざまな場面で取り入れているように、世界を視野に入れた教育はさらに重要な役割を果たしていくことでしょう。今回は、グローバル化、グローバリゼーションに対応した教育について考えていきます。

世界的な問題を取り扱うグローバル教育

最近「グローバル教育」という言葉をよく目にします。そもそも、グローバル教育とはどういう教育なのでしょうか?

グローバル教育とは、簡単に言うと世界規模でものごとを考える教育のことです。

世界規模で考える教育ですか?

はい。具体的には、人権や平和、異文化などのテーマを通して、世界の国を理解する教育です。ふだんの生活で目にするものや触れるものの多くは、世界とつながっています。世界と日本社会は、切っても切り離せない関係であり、世界規模で考えていくべき課題と向き合う機会を教育の場でも設けるようにしています。

そういった社会の動きに対し、どういう教育が推進されているんですか?

まずは英語教育なんじゃないかしら?最近では特に英語教育が重要視される傾向にある気がするわ。

確かに、私たちが中学生のころと比べると、「コミュニケーション」としての英語教育が主流になっている感じがします。

そうですね。英語という言語は、国際間のさまざまな機会において使われている言語で、英語は地球上で最も多くの人が使用している言語といってもよいでしょう。これからの社会で、ひいては世界で生きていくお子さんにとって、英語はとても重要なコミュニケーションツールです。中学校や高校の英語の授業などで、外国人講師を取り入れた、チームティーチングを行う機会も、以前に比べてずいぶん増えてきたようです。外国人のネイティブスピーカーの話す英語に触れたり、英語でディスカッション(討論)をしたりして、グローバルな問題への意識を深めていく取り組みが行われています。

これからの未来、求められる人物像とは?

グローバル化、グローバリゼーションといった言葉をよく見聞きしますが、これからの未来、どのような人材が求められるのでしょうか?もっと言うと、教育の場ではどんな未来の人材を作り出そうとしているのでしょうか?

グローバル化する時代、社会変化と共に、求められる人材も変化します。日本に関していえば、今後の労働力不足を解消したり、あるいは海外から高い専門性を身に付けた技術者を招いて一緒に仕事をしたりする際に、高いレベルでコミュニケーションを取る能力が求められてくるでしょう。単なる意思疎通だけでなく、異なる文化、異なる価値観を受け入れる力も大切になります。

修学旅行の代わりに、ホームステイや短期留学などのプログラムを進める学校も増えてきましたよね。

あと、多くの大学で第二外国語が履修科目に含まれるようになったわよね。

おっしゃるとおり、こうした試みもグローバル化に合わせた教育への取り組みの一環と言えるでしょう。10年ひと昔といった言い方もありますが、これからグローバル化がさらに進んでいくと、さらに時代の動きは加速していくかもしれません。そんな中だからこそ、視野を広く持ち、世界で物事を考えられることが求められていきます。正解の見えない不確実な社会の中で、自分自身で考え、失敗を恐れずに行動する力が求められているわけです。こうした意識づくりも1つのグローバル教育と言えるかもしれません。

身近なところからできるグローバル教育

私たち保護者としてはどういった意識を心がけたらいいでしょうか。

まず、保護者の方自身も世界のさまざまな事柄に興味を持つことが大切です。たとえば、五輪やワールドカップなどを見るときにも、日本人選手の活躍が当然気になるわけですが、相手の国のことを調べてみたり、印象に残った選手のことを調べてみてもよいと思います。

映画を字幕で見てみるのも、ちょっとしたきっかけになるかもしれないですね。

はい、そうですね。テレビや新聞で触れたことなどへのちょっとした興味が、海外へ視野を広げるきっかけになります。また、日ごろから世界のニュースなどを会話の話題に取り上げることもいいでしょう。

世界で起きているニュースは、なんとなくイメージしづらいわよね。

うちでも海外のことを話題に取り上げたいですが、会話を広げられるか不安です。

無理のない範囲で大丈夫よ。大切なのはどんなちょっとしたことでもいいので、日本に限定せず、世界に目を向けることね。

ほんのちょっとしたことだと思います。この前、私は東南アジアから来た方と話す機会があったのですが、たまたま家族の話になり、その方が6人きょうだいの5人目だったことを知りました。「そんなに大家族なのですか!」と驚いたのですが、彼の国ではよくあることなのだそうです。大切なのは、そんなちょっとした会話から広げていくことだと思うのです。おかげで、その国の人口の推移や経済成長の話、日本企業の進出の話など、いろいろと興味深い話を聞くことができました。

さすがはマスターね。ふだんから興味や関心を幅広く持って、アンテナを広げていると、話題も尽きないですね。

いや、そんなことはないんです。実はそのあと、日本の仏教のことについていろいろと聞かれたのですが、うまく答えられなくて、少々残念な思いをしました。

そうはいっても、マスターだったら日本の仏教の大事なポイントは説明できたと思うわ。でも、確かに海外の人に発信していくためにも、日本人として自分たちのことをきちんと知っておきたいわね。日本文化や日本の歴史、そういう知識もこれからの世界では必要になるはずよ。

京子さんの言うとおりですね。日本人として、日本に対する教養を高めることもとても大切です。世界と日本をつなぎ、自ら発信できる人材を目指していきたいですね。

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