英語学習は「長文読解」がポイント

保護者

最近いろんなところで「これからの時代は英語力が必要」ってよく聞くから、うちの子には中学のうちからちゃんとできるようになっておいてほしいわ。

保護者

基礎が大切ですものね。

保護者

でも英語って、どんなふうに勉強すればいいかわからなかった記憶があるわ。教室長はどんなふうに勉強していましたか?

教室長

英語は大きく単語・文法・長文読解の3つに分けられますが、学年によって力を入れるべきポイントを知ることが大事です。中学1~2年生は単語と文法に、中学3年生になったら長文読解に力を入れるのがいいでしょう。中学1~2年生は、この長文読解に向けて文法を学んでいくのです。

保護者

そう言えば、私は文法が一番苦手で、長文もなかなか解けませんでした。まず文法で間違えやすいポイントなどはありますか?

教室長

そうですね、例えば不定詞の単元が理解できないお子さんは多いようですよ。例えば、I study English to be a English teacher.(私は英語の先生になるために、英語を勉強する)という文があったとします。このtoの後は基本的に「動詞の原型」がくるのですが、このルールがちゃんとわかっていないと、穴埋め問題などで間違えてしまいます。

保護者

不定詞ですね。他には注意すべきものってありますか?

教室長

学年によって注意すべきところが違いますが、共通で出てくるものとして、助動詞の使い方は絶対に覚えておくべきです。

保護者

中学で出てくる助動詞は、主にどんなものがありましたっけ?

教室長

まずcan(できる)ですね。最もよく出てくるんじゃないでしょうか。後はmust(しなければならない)、should(すべきである)の他に、may(かもしれない)というのもあります。それから、will(~する予定だ)も助動詞です。

保護者

たくさんありますよね。

教室長

助動詞を強調したのは、中学3年生の長文をできるだけスムーズに解くためです。これが理解できているのといないのとでは、意味の理解に大きな差が出ます。

保護者

長文での必勝法はありますか?

教室長

長文は、できるだけ細かく分解して読むことをおすすめします。

保護者

どういうことですか?

教室長

意味がわかるまとまりごとに読む習慣を、中学のうちからつけておくといいでしょう。例えば、Three years ago/ he met the man /in his dream.(3年前/彼はその男に会った/夢の中で)というように、分解してみると、英語が読みやすくなります。

保護者

なるほど!でも時間はかからないですか?

教室長

慣れるまで少し時間はかかります。最初はどこで切ればいいかわかりませんからね。まずは「主語」や「前置詞」の前で分解してみると、わかりやすくなりますよ。ぜひ参考にしてください。

国語は「文の種類」を意識しよう!

保護者

じゃあ、国語はどうでしょうか?自主学習が難しそうですね。

教室長

そうですね。国語はまず文章を、「小説(物語)」、「評論(説明文)」、「随筆(エッセイ)」の3つに分けて考えることから始めます。まず、小説なら、どんなところに気をつければいいと思いますか?

保護者

登場人物の気持ちでしょうか?

教室長

そのとおりです。教科書に出てくる短い話であったとしても、物語の最初と最後とでは登場人物の心情は必ず変化しています。どのように変わったのか、どの場面で変わったのか、誰が何を思っているのか、線を引いたりメモを書き込んだりしながら追っていくことが大切です。

教室長

なるほど。気づいた変化を書き込んでいく習慣をつけておけば、大事な部分も読み飛ばさなくなりそうですね。では、評論はどうでしょうか?

教室長

まず評論とは、筆者がある物事について、批評し、論じているもののことを言います。ここでは、筆者の考えをうまく読み取ることが肝心です。コツとしては、段落ごとに、どんなことを筆者は主張しているのかを考えることが挙げられます。また、「たとえば」や「そして」、「つまり」など、文や段落を「つなぐ」言葉に印を入れると、話の変わり目がわかるようになり、文の構成を理解しやすくなりますよ。

保護者

随筆はどうですか?

教室長

随筆の場合は評論と違い、筆者の個人的な気持ち、独自の視点を読み解くことが求められます。文章も、体験記や感想文などが多く見られます。ですから、筆者を物語の登場人物だと思って、その気持ちの移り変わりに意識を向けましょう。

保護者

一口に国語と言ってもいろいろあるんですね。今まで深く考えていませんでした。

教室長

そうですね。あと、つけ加えて言えば国語には古典もありますから、文法を覚えていくことも大事になります。国語も英語などと同じように知識をつけていくことが大切ですよ。

 

 

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数学は「予習する習慣」をつけることが大切

保護者

うちの子の場合、一番不安なのは数学です。

保護者

わかるわ、その気持ち。一度つまずいてしまって、そこからどんどんわからなくなるのが怖いのよね。数学のコツも教えてください。

教室長

わかりました。数学の学習で理想的なのは、塾を利用するなどして予習しておくことです。

保護者

どうしてですか?

教室長

予習に時間をかけることで、復習や問題演習をする回数が多くなり、知識が定着しやすくなります。学校での授業がすでに復習になるわけですね。

保護者

塾の宿題も出るでしょうから、塾の宿題・学校の授業・学校の宿題と三回も復習することができますね!

保護者

もし学校で誰もできない問題を解けたら、うれしくて自信になりそうですしね。

教室長

そのとおりですね。予習して学校の授業に臨み、宿題と合わせて復習するサイクルができれば、テスト前は計算問題をひたすら解いて「スピードアップ」を図るのが効果的かもしれませんね。さらに数学で、特につまずきやすいのは「図形の証明」なので、ここでも予習の力が使えます。

保護者

具体的にはどんな予習をするのですか?

教室長

まず証明において最も大切である、仮定と結論を見つける練習をします。仮定=与えられた条件、結論=仮定を使えば証明できるかどうかですね。ただし仮定だけでは結論にたどり着けないので、定義や定理も覚えておきましょう。

保護者

教室長はどうやって覚えていましたか?

教室長

私は定義と定理を表にまとめていましたよ。それで解く練習をするんです。あくまで、定義や定理の使い方を練習するんですよ。丸暗記は意味がありません。こうしていくつも証明を解いて、ようやく証明問題を強みにできるんです。

保護者

そこまで長くかかりそうですね。

教室長

だから予習なんですよ。予習学習を目的として塾に通えるようになれば、自然と点数が上がっていくはずです。

保護者

そうですね。どの教科でも早いうちに好循環をつくっておきたいものですね。