同じ時間に同じことをしているか、生活リズムをチェック!

保護者

生活リズムが整っているかどうかって、どのようにしたら判断できるのかしら。

保護者

早寝早起きとかかしら。どうして?

保護者

長期休みの前後にはいつもそうなのだけど、どうしても生活リズムが崩れてしまうのよね。直そうと思ってもどこから直したらいいのかと悩んでしまっていて。

教室長

中学生で整えたい、正しい生活習慣と生活リズムのチェックリストがあるので見てみましょう。
・決まった時間に起床、就寝ができる
・朝ご飯を食べる
・家庭で決めたネット、テレビ、ゲーム、スマホの使用ルールを守る
・定期的に家庭の手伝いをする
・遊ぶ時の約束ごと、門限などのルールを守る
・食事、入浴の時間が決まっている
部屋の片付けや掃除を定期的にできる 

保護者

決まった時間に起きたり寝たりすること以外にも、生活リズムとして整えるべきことってたくさんあるのね。

保護者

そうなんですね、部屋の片付けも入るのですね。

教室長

定期的に行うことができているかも、生活リズムの一部と考えるようです。そのため片付けや掃除、家庭の手伝いの項目もあるんですね。

保護者

食事の時間が決まっているかどうかは気をつけてあげられるところね。

教室長

同じ時間に同じことをするリズムは、勉強の効率を上げるうえでもとても大切です。

保護者

よく夜型よりも朝型になるようにしたほうがいいと言われていますよね。

教室長

どちらもメリットとデメリットがあると思います。何時間勉強するではなく、何時に勉強するかがポイントのようです。時間のリズムができていれば、脳のリズムができる=「勉強しやすい脳になる」と言えます。

保護者

そう考えるとリズムって、使いようによっては便利なのかもしれないですね。

教室長

脳のサイクルには活発な状態と、休息の状態があり、それらを定期的に繰り返しているそうです。毎日同じ時間に同じ勉強をすることで、脳のリズムも同じ時間帯で同じサイクルになってくるので、そのタイミングに勉強をするとこなしやすいということです。

保護者

自分にとって向いている時間と、そうでない時間に合わせて、それを毎日のリズムにすればいいのね。

教室長

食事や起床、就寝時間のリズムがある程度できていれば、毎日同じ時間に勉強することは意外とすんなりできるかもしれませんね。

 

 

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帰宅後すぐ勉強&宿題をする生活リズムが理想。でも難しいのが現実

保護者

小学校の時はよく帰宅後すぐに宿題をさせてしまうのがいいと言われていた気がするわ。

教室長

それはきっと、宿題はその日に勉強したことの復習が多いからだと思います。復習には適したタイミングとコツがあります。時間をなるべく空けずに、すぐに行ったほうが効率よく勉強内容を吸収できます。

保護者

中学生になると、それがなかなか難しくなるのよね。部活動をやっていると帰宅後はすぐ夕食の時間になるし、その後お風呂に入ってからは疲れて寝てしまうこともよくあるみたいだわ。

保護者

引退するまでは部活動に力を入れているお子さんも多いので、そのような事例はよくあるそうよ。

さらに塾にも通っていると、家では寝る準備だけで精一杯ね。

教室長

もし塾に通っているならば、塾の空間を利用しましょう。宿題は塾で終わらせてきてしまうのです。無料で使える自習スペースや、自由に使える場所も設けていることも多いようですよ。また、やりたいことも勉強もできる時間管理術のやり方はこちらの記事でもご紹介しています。

保護者

そうなんですね。それなら、家に帰ってきたらほとんど夕食とお風呂、睡眠だけでよくなりますね。

それに、もし宿題で不明点があれば、すぐに先生に聞けるメリットもありますね。

教室長

塾の先生も勉強の不明点を聞くことに関しては、学校の宿題だったとしても快く受け入れてくれると思います。

保護者

それなら部活動がまださかんなうちも、塾と並行して取り組めそうですね。

それに、塾の前後に宿題に取り組めるなら、集中力も維持できそうですよね。

教室長

部活動を含めて生活リズムがつくれていれば、部活動の引退後にその時間を塾や勉強時間に充てても再度リズムをつくり直しやすいはずですよ。

勉強の効率がいい生活リズムは朝型?夜型?睡眠時間はどのくらい?

保護者

先ほども話していたけれど、朝型の生活が必ずしもよいとは限らないのね。

保護者

前に、どうしても朝型の生活スタイルに慣れることができないという方の話を聞いたことがあって、気になっていたの。

保護者

確かに個人差もあるものね。

教室長

朝型がよいとされているのは、入学試験では午前中に筆記試験が組まれることが多いからということもあるかもしれませんね。午前中に頭を働かせる習慣があれば、午前中の試験もいつも通り活発に脳が働いている状態で受けられることになります。

保護者

なるほど。それなら朝型生活になっておくメリットは十分にありますね。

教室長

一長一短ある理由として、起きた時の脳と睡眠前の脳の働き方の違いもあるようです。睡眠後は脳が整理された状態なので記憶に干渉されずに、すっと新しい情報が脳に入ってくるそうです。

保護者

ということは、もし勉強するとしたら、復習というより予習のほうが向いているかもしれないですね。

教室長

人によってはそうなるかもしれませんね。また脳が睡眠中に記憶を整理してくれることを考えれば、睡眠前の勉強は記憶に定着しやすいとも言えます。

保護者

つまり、その日に勉強した内容を復習するのがおすすめなんですね。

教室長

ただ、夜は睡眠時間を削ってしまいがちです。あまり夜に詰め込みすぎないようにすることも大切です。

保護者

目覚めのよい朝型の人が夜型のスタイルをまねたり、その逆で夜型の人が朝型のスタイルを突然やり始めたりすると、リズムが崩れてしまいますね。

教室長

それで睡眠時間がなくなっていく…なんてことは回避しましょう。

保護者

そういえば、睡眠時間はみなさん、どのくらいなのでしょうか。

教室長

中学生は7時間前後のようです。人は1.5時間のリズムでレム睡眠とノンレム睡眠という脳の働きを繰り返しています。計算で割り出すと6時間か7時間半となりますが、あえて断定できないのは個人差にとても左右されるからです。

保護者

もし睡眠時間が6時間以下なら、もう少し増やしたほうがよさそうという目安になりそうですね。

保護者

受験間近になったら、1.5時間というのはよい目安になりそうです。

教室長

見えないところで受験生は意外とがんばりすぎてしまっているかもしれません。

保護者

睡眠時間が適切になるように、朝は生活の物音で自然に起こしてあげることもできそうですね。

教室長

夜は夜食や飲み物を用意して、夜の睡眠時間をアドバイスしてあげる環境づくりもできるかもしれませんね。

保護者

確かに、それならできそうな気がします!

■参考書籍
『「脳力」をのばす!快適睡眠術』 吉田たかよし・著