成績を上げるために必要な3つのポイント

保護者

学校の成績ってどうやったら伸びるんでしょうか。うちの子、勉強はそれなりにしているみたいなんですが、テストで平均点をなかなか超えられないんです。

保護者

うちの子もよ。きょうだいそろって頭打ちなのかと思ってしまうわ。

保護者

うちは成績が不安定なのが悩みよ。数学なんて、70点を超えるときもあれば、40点ぐらいを取ってくることもあるの。いつも安定した成績を取ってほしいと思うわよね。

保護者

やみくもに勉強していてもなかなか成績は伸びないと思うわ。成績を上げるには効果的な勉強法があるはずよ。そうですよね、教室長?

教室長

おっしゃるとおりですね。成績を上げるためには、次の3つのポイントを押さえて勉強することが重要です。

保護者

3つのポイントですか?具体的に教えてください!

教室長

1つ目は、「自力で問題を解く練習をくり返す」ことですね。定期テストをはじめとした試験では、アウトプット力が試されるからです。たとえば数学であれば、公式を暗記していても文章題に適用できなければ点数が取れませんよね。

保護者

たしかに、特に上の子は知識を覚えることばかりになってしまって、解答をつくる力が不足している気がするわ。アウトプット力をつけるにはどうすればいいんでしょうか。

教室長

まず、問題演習の積み重ねが大切です。反復演習によって解き方を体で習得できます。

保護者

教科書や参考書を読むだけでなく、手を動かすということね。

教室長

そうですね。答え合わせをする際も、解説を読んで理解するだけではなく、自分の力でもう一度解答をつくる練習をすることが大切です。

保護者

問題演習を重視するとなると、自分に合った問題集を選ぶことも重要そうね。

教室長

まさにそのとおりですね。問題集は必ず学習目的やお子さんの習熟度に合ったものを選ぶようにしましょう。たとえば苦手な単元があるならその単元の基礎的な問題集を1冊買う、教科書の内容を復習したいなら教科書ワークを買う、といった具合ですね。解説が充実していて、自学自習できるものを選ぶとよいですよ。

保護者

問題集は何冊くらいそろえていればいいんでしょう?

教室長

複数の問題集にすこしずつ手をつけるのではなく、1冊の問題集を使い込むのがよいと思います。1冊使い終われば達成感にもなるので、勉強のモチベーションもアップします。

保護者

成績を上げるための2つ目のポイントはなんですか?

教室長

2つ目は基本的なことですが、「学校の授業を大切にする」ことです。授業内容の理解は学力をつける基礎になります。また授業をきちんと聞いていれば、テストに出そうなところがわかりますよ。「ここは重要」と先生が言っているところは「テストに出るよ」というサインなんです。

保護者

定期テストって、授業を聞いていないと解けない問題もけっこうありますよね。先生がつくったオリジナルのプリントから出題されることもありますし。

教室長

なお平常点という意味でも授業は大切にしたほうがよいですね。平常点の内訳は、授業態度、小テスト、提出物というのが一般的です。

保護者

テストの点だけじゃなくて、授業をいかにきちんと受けているかも成績に直結するのね。

教室長

最後に3つ目のポイントは、「わからないことを、わからないままにしない」ことです。わからないことをそのままにしておくと、いつも同じところで点を落としてしまうことになります。そうなると成績は伸び悩んでしまいますよね。ですから、わからない部分はそのつど学校や塾の先生に聞いて解決しておくようにしましょう。

苦手を克服して成績アップにつなげよう!

保護者

教室長、うちの下の子がそうなんですが、苦手単元や苦手教科が足を引っ張って成績が伸びないんです。その場合はどう対処すればいいんでしょうか。

教室長

苦手な単元や教科がある場合は、まず苦手意識をなくすことから始めましょう。効果的な方法として、苦手単元のある教科書やテキストを、つねにすぐそばに置いておくというものがあります。

保護者

苦手なものがいつもすぐそばにあるなんて、ちょっと息が詰まりそうですね。

教室長

それが実際やってみると、そうでもなくなるところがポイントなんです。人は何度も接しているものに対して親近感を持つ傾向があるんですよ。心理学の用語で「ザイオン効果」と呼ばれている現象です。ですから、ちょっとした時間に、苦手な教科・単元に触れる機会を増やしていくといいですよ。たとえば休憩時間や通学時間といったすきま時間や、トイレの時間、食前食後に、ぱらぱらと眺めるだけでOKです。

保護者

そうなんですね、すぐに実践できそうです!

教室長

苦手意識を克服したら、次は演習です。このとき、基礎から積み上げていくのが重要ですよ。基礎がわかっていないのにいきなり難しい参考書に触れても頭に入ってきませんよね。

保護者

なるほど。具体的にはどんな教材がおすすめですか?

教室長

教科書や教科書ワークがおすすめですよ。説明や解説が平易でわかりやすいと思います。

保護者

参考になります。

教室長

そのように問題演習をしていると、「どうしても間違えてしまう」という問題のパターンが出てくるかと思います。そうしたら、なににどうつまずいているのかを明確にして解決しましょう。

保護者

でも、どこでつまずいているのかをお子さんが独りで見つけ出すのは難しいこともあるんじゃないかしら。

教室長

その場合は、学校や塾の先生に「誤答分析」をしてもらうとよいですよ。

保護者

誤答分析?

教室長

定期テストや模擬試験で間違えた問題について、なにが原因で間違えているのかを分析してもらう方法です。たとえば数学であれば、公式のあてはめ方を間違えているのか、使う公式を間違えているのか、あるいはグラフの読み方を間違えているのか、など、つまずいている原因によって対処法は変わってきますよね。誤答分析をすることで、つまずいている場所やどうつまずいているかをはっきりさせて解決できるんですよ。個別指導塾では特に誤答分析に力を入れていますので、頼ってみるとよいでしょう。

 

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成績を安定させるにはケアレスミスの克服が必須!

保護者

成績が安定しないのはどういう原因が考えられるんでしょうか。

教室長

お子さんは、ひょっとしてケアレスミスが多いのではありませんか?ケアレスミスが多いと成績が不安定になりがちですよ。

保護者

思い当たるところがあります。ケアレスミスってどう克服すればいいんでしょうか。

教室長

ケアレスミスには、大きく分けて3つの種類があります。1つ目は「問題の理解ミス」です。早とちりして、問題文を間違って理解してしまうタイプのケアレスミスですね。たとえば国語の問題で「抜き出しなさい」と書いてあるのに自分で解答をつくってしまったり、数学の問題で半径と直径を間違えて計算してしまったりするのがこのタイプです。

保護者

学生時代、私もやった記憶があるわ。

教室長

「問題の理解ミス」を減らすには、問題文の理解を助けるために、図を書くなど「見える化」するのがひとつ有効な方法ですよ。

保護者

ケアレスミスの2つ目のパターンはなんですか?

教室長

2つ目は「過程のミス」です。解答を導くまでに計算ミスをしてしまう、などといったタイプですね。このタイプのミスを克服するには、よりていねい・慎重に問題を解くようにしましょう。数学であれば、途中式はていねいに書く、計算式にも単位を書いておくといった対処が必要ですね。

保護者

3つ目はどうでしょうか。

教室長

3つ目は、記号の書き間違いや解答欄の間違いをしてしまう「書き写しミス」です。このミスをなくすには、集中力と見直しの徹底が重要ですね。

保護者

たしかに、集中力が続かないと書き間違いをしてしまいそう。集中力を切らさないコツはなにかありますか?

教室長

日ごろから時間を計って問題を解く練習をしておくとよいですよ。決められた時間内で集中することに慣れていきます。また見直しをするためには時間配分が重要ですから、その意味でも時間を計って問題を解く方法は有効です。

保護者

時間配分のコツはなにかないでしょうか。

教室長

まずテストが配られたら問題をざっと見ましょう。頭から順にやるのではなく、得意な問題を先にやり、そうでない問題は後にやるなどの工夫をしてみるとよいですよ。そして5分は見直しの時間がつくれるようにしておいてください。

保護者

娘にも話してみます!

教室長

ケアレスミスをするお子さんは、なぜ自分がケアレスミスをしてしまうのか、あまり自覚していないことが多いかと思います。またケアレスミスはどうしてもあなどってしまいがちです。中学生以上になったら、どんなメカニズムでケアレスミスが起きているのか学校の先生に相談したり、塾の先生に見てもらったりして、客観的なフィードバックを得ることが大切ですよ。特に個別指導塾であれば、ケアレスミスについても原因の究明と対策をしっかりしてもらえます。

保護者

それは頼もしいですね!