歴史を楽しく学ぶために! 歴史が好きになったきっかけは?

家庭でできる!中高生が歴史に興味を持てるようになるきっかけづくり ~歴史研究家・河合敦さんインタビュー~-2

――河合さんは高校の歴史教員の経験もおありですが、歴史が苦手な生徒さんにはどう対応されていましたか? 

歴史が苦手な生徒にも興味を持ってもらえるように、授業でも、できるだけ歴史の面白さが伝わるような逸話を紹介していましたね。
やはり興味を持つことは大切で、歴史の面白さを知った生徒は、自分でどんどん学んでいくようになります。

歴史を面白いと思えるかどうかは、教わる先生がどのような話をするかが大きいのではないでしょうか。
いくら学ぼうという意欲があっても、良い先生に出会えないと歴史の勉強は苦痛に感じてしまいますよね。
そういった意味でも、興味を持ってもらえそうな歴史の逸話選びは大切です。

 

――ちなみに河合先生ご自身は、どのようなことがきっかけで歴史に興味を持ったのですか?

初めて歴史に興味を持ったきっかけは、小学生の頃に家の裏の畑から縄文土器のかけらを見つけたことですね。
遊びの中で偶然見つけて「何だろう」って自分で調べ、興味を持つようになりました。
やはり歴史を学ぶためには、興味を持つことは重要ですね。

ちなみに10年ほど前、高校で日本史を教えていたときに、授業の中で長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)という戦国武将について触れてみたら1人の女子生徒がキャーッと叫んで「かっこいい!」と言ったんですね。

その生徒の中で、長宗我部元親といえば戦国アクションゲームのイケメンキャラクターだったようです。
このように、ゲームがきっかけで興味を持つ人が非常に増えていますね。

 

――戦国武将や日本刀を擬人化したキャラクターが登場する、史実をモチーフにしたゲームやアニメはとても人気があります。
このような、ゲームやアニメ、漫画などがきっかけで、歴史に興味を持つことについてはどう思われますか?

よいのではないでしょうか。ゲームやアニメから歴史に興味を持ち、史実はどうだったのかを調べるようになる人は結構たくさんいますよ。
自分が気になった時代や歴史上の人物を調べていくうちに、興味深い逸話を発見して、そこからさらに深く調べていくこともあるでしょう。

保護者の方からするとゲームやアニメに夢中になるのは少し心配かもしれませんが、そういう勉強の仕方があってもいいのではないでしょうか。

 

 歴史に興味を持てるようになるきっかけを作るには?

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――お子さんが歴史に興味を持ち、自ら学びたくなるようなきっかけをつくるために、家庭でもできることはありますか?

私も子どもがいて受験をしましたけれども、興味を持ちそうな歴史に関する本や雑誌を目につくところに置いておきました。
思春期のお子さんに直接すすめると反発してしまいますから、あえてその辺りに置いておくのがよいと思います。家庭でも歴史に触れられる環境づくりをしてみましょう。

 

――家庭で用意するなら、どんな本がおすすめですか?

年号や出来事、人物名だけを覚えるのは難しいと思いますので、気軽に手に取りやすい漫画で読むことができる本がおすすめです。
日本史や世界史の時代ごとの大きな流れをつかみやすい構成のもの、人物にクローズアップして出来事だけでなく、人となりなどまで触れた伝記のものなど、さまざまな歴史漫画が発売されています。
その中から、お子さんが興味のわきそうなものを選んであげるとよいと思います。

 

――小説などではいかがですか?

私が監修した漫画のシリーズでは昔の時代にタイムスリップするものが刊行されていますが、やはり中高生には小説もタイムスリップものが大変人気があるそうです。
中高生に歴史に興味を持たせたいなら、まずは史実をテーマにしたフィクション、つまり歴史ファンタジー小説などから入るのもきっかけのひとつになってくれるかもしれませんね。

 

――そのほかに保護者の方が、できることはありますか?

歴史上の有名な出来事があった場所を実際に見せてあげるのが、歴史を勉強するうえではとても重要です。
たとえば関ヶ原の戦いや幕末に尊王攘夷派の志士を新選組が襲撃した池田屋事件があった場所に行けば、「あの出来事があった場所はここなんだ」と感じる体験ができますね。
それだけでも、歴史に愛着がわき、勉強しようという気持ちが出てくると思います。

 

――現場を見せるという意味では、博物館などはいかがですか?

はい。博物館や美術館など、近年は縄文土器など歴史の遺物に触れさせてくれる施設も多くあります。ぜひ行ってみてほしいです。

大規模な企画展だけでなく、各地の博物館や美術館では、工夫されたさまざまなイベントを開催しているんです。
実際に土器を作れるワークショップや、浮世絵の作り方を教えてくれるワークショップ、普段は入れない収蔵庫を見学できるツアーなど、いろいろな体験型のイベントが開かれていますから、ぜひ親子でチェックしてみてくださいね。 

 

将軍・徳川綱吉は名君だった? 歴史教科書は今と昔でこんなに違う

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――河合先生はテレビや著作で、よく歴史の教科書の内容が変わったというエピソードを紹介されていますね。
保護者の方の世代と今とでは、学校で学ぶ史実に違いがあって驚いたという人も多いと思います。どうして、教科書に載っている歴史が変わるのでしょうか。

歴史研究の世界でも日々研究が進んでいます。新たに発掘された遺跡や史料などにより、新説や新解釈が論文として提示され、研究者の間でそれが支持されると、定説になっていきます。
そうなると、教科書にもその説が掲載されて、内容に変化が生じるのです。

 

――歴史の教科書の内容が変わった例として、最も話題になった例を教えてください。

最も話題になったのは、日本最古のお金についてでしょうか。40~50代の方は「和同開珎(わどうかいちん)」、60代以上の方は「和同開宝(わどうかいほう)」と習っています。
しかし最近では、日本最古のお金は「富本銭(ふほんせん)」であるのが定説で、教科書でもそのように習います。

以前は「富本銭」は江戸時代に作られたおもちゃのお金などではないかと言われていたのですが、新たな発掘調査により、飛鳥地域の奈良時代以前の遺跡から少なくとも9,000枚以上作られた跡が1999年以降に判明してきました。
その数の多さから、間違いなく飛鳥時代に流通したお金だとわかりました。発掘の成果で、定説ががらっと変わったんですね。

 

――保護者の方の頃と今の教科書で、大きく変わった点は、ほかにもありますか?

たとえば、中学校・高校の教科書で触れられる縄文時代についての内容は大きく変化しましたね。
以前は、縄文人は狩猟・採取の生活をしていたと言われていたのが、縄文時代の終わりには農耕が行われていたと付け加えられています。
また、住まいは竪穴式住居とされてきましたが、長屋のような集合住宅に住んでいたことがわかってきて、教科書でもそのように掲載されています。

また、新しい定説が生まれたわけではないのですが、現在の小学校の教科書では、江戸時代の将軍・徳川吉宗は掲載されなくなりました。
なぜなら、小学校の教科書では政治史から文化史・外交史の方に重きが置かれるようになったからです。この変更には私も驚きました。

 

――なるほど、教科書で習う歴史も世代によってずいぶん違いがあるんですね。
河合さんは著作などで歴史上の人物の意外なエピソードも紹介されていますが、面白いお話があれば教えていただけますか?

たとえば、最近の教科書では、将軍・徳川綱吉が名君であるという話が載っています。
保護者の方以上の世代では、生類憐みの令を出した愚かな「犬公方」のイメージが強い将軍ですよね。
ところが、最近の中学校の教科書では、社会福祉に取り組んだ名君としてコラムで紹介されている例もあります。

綱吉の時代はまだ戦国時代の野蛮な風習が残っていたのですが、最近の解釈では綱吉が「父母を大切にしなさい」「秩序を守りなさい」といった道徳を重んじる儒教を普及させた結果、日本人の考え方を発展させたとされているからです。

「生類憐みの令」は「動物を愛護しなさい」という社会福祉の一環が、極端になってしまっただけなんですね。
綱吉は「子を捨ててはいけない」「道端に倒れている人は助けなければいけない」といった法律も作ったりしています。

 

――歴史の解釈や定説はどんどん変わり、教科書で習う内容も変わっていくんですね。歴史研究の最新情報をチェックするのも、歴史に興味を持つきっかけになりそうです!

 

歴史を勉強するコツは、「タテ」と「ヨコ」のつながりを考えること

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――中高生に、特に注目してほしい時代はありますか?

私は、幕末・明治から現在までの、近現代史に注目して勉強してほしいと思います。
直接「今」と関わる出来事が多く起こっている時代ですから、現代の日本の状況を考えながら学ぶことで、自分とのつながりをリアルに感じられて、歴史の大きな流れが理解しやすくなると思います。

 

――教科書は出来事が起こった順に習いますから、逆に読んでいくイメージですね。

私は最近書いた本でも「日本史をさかのぼって学ぶ」ことを提案しています。
今ある事件や出来事が、「なぜ起きたのか」という原因をさかのぼっていくと、過去にどんどんつながっていくので理解しやすいです。

たとえば、戦後20年足らずの1964年に東京五輪が開催されています。東京五輪は日本の高度経済成長の象徴ですね。
そこから、「なぜ日本は経済成長をとげることができたのか?」「それはアメリカの方針転換があったから」「なぜアメリカは方針転換をしたのか?」「それは東西冷戦の影響」と、どんどんさかのぼることでつながっていく。歴史上の出来事には必ず、原因と結果があります。

さかのぼって考えることでわかりやすく、覚えやすくなるはずです。

 

――そのほかにも歴史を勉強するときのコツがあれば、教えてください。

歴史を勉強するときは、「日本でAの出来事が起こったとき、ヨーロッパでは何が起こっていたか」というように、なるべく横とのつながりを意識するといいですね。

たとえば江戸時代の1808年に、イギリス船フェートン号が長崎の出島に侵入した事件があります。
フェートン号は出島のオランダ人を人質にして食料を要求し、去っていきました。

実は当時、ヨーロッパではイギリスとフランスが戦争をしていたという背景がありました。フランスはオランダを併合し、その時期オランダという独立国はありませんでした。
つまり、フランス統治下のオランダはイギリスから見れば敵です。そこでイギリス船はアジアでオランダ船を見つけると襲撃していた。その一環として、長崎にやってきたというわけです。

 

「歴史好き」の人のための勉強法と大学選び

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――歴史が好きなお子さんは、自分でもどんどん調べたくなると思います。中高生が教科書に載っていない歴史に興味を持ったときには、どんな資料を調べればよいでしょうか。おすすめのものはありますか?

まず人物について知りたいと思うなら、やはり伝記がいいですね。
中高生向けのもの、漫画になっているものなど、さまざまな本がありますから、自分の興味にあったものを探してみてください。

もっときちんと史実を知りたくなったら、岩波のジュニア新書「日本歴史」シリーズがおすすめです。
中高生向けとは言え、歴史の研究の第一人者が書いた本ですから、きちんと歴史を知ることができます。

 

――歴史が好きで、大学でも歴史を学びたいという中高生に向けて、今のうちにやっておくべきことがあればアドバイスをください。

とにかく好きな時代や偉人をさらに突き詰めて勉強していってほしいですね。
これは歴史にかぎらなくてもいいです。自分が興味を持ったことに対して突き詰めていく体験を、中高生のうちにやっておけば大学に行っても有意義に過ごせると思います。

歴史の勉強に関して言えば、先ほどの中高生向けジュニア新書から、その著者の一般向けの新書くらいまでは読めるといいですね。
それから、E・H・カーの『歴史とは何か』などに代表される、近代歴史学の入門書などにも挑戦してみてほしいです。

 

――歴史の入門書と聞くと中高生には難しいのではと感じますが、どんな内容になっているのでしょうか?

歴史学がどのように成り立っているのかを知ることができます。

たとえば、歴史研究では「一次史料が一番重視される」「今まで歴史を研究してきた人たちの先行研究を参考にする」などの基本があります。
先行研究を読んだうえで新しい史料を活用し異なる解釈を見つけ、それを文章にまとめると論文になります。
論文を雑誌や研究会で発表して、他の研究者から批評を受ける。そういう過程で歴が作られていきます。

こうした歴史の研究の枠組みは、歴史好きな中高生も詳しく知らないと思います。
将来、歴史を研究してみたいと思うのであれば、ぜひ近代歴史学の成り立ちを学んでおいてみるとよいのではないでしょうか。

 

――「一次史料」とは、どんなものですか?

歴史研究で一番重要とされるのが、一次史料です。一次史料というのは、当時の日記や随筆、手紙などで、当事者やそれに近い当時の人物が書いたものを指します。
一次史料をもとに後から作成された編纂物は「二次史料」になります。
その二次史料は、誇張されたり誤りや創作がまじったりするので、信用度が低く、研究者の多くは参考程度にしかしません。

ただ、2019年の年末に見つかった直江兼続(なおえ かねつぐ)の手紙に、豊臣秀吉が身分の低い人に気軽に声をかけたとありました。
いくつもの二次史料で、秀吉の気さくな人柄が描かれていますが、それを一次史料が証明した珍しい例と言えますね。

 

――大学で歴史を学びたいと思ったときに、大学や学部・学科を選ぶポイントがあれば教えてください。

学校や塾の先生に聞くのが基本ですが、今は誰でもインターネットで調べることもできますよね。

今やインターネットで、偏差値やセンター試験の結果から、志望校の判定ができる時代です。
ただ、インターネットの情報と実際に見に行くのでは、印象が違うことも多いものです。
実際に大学に足を運んでみて、先生や生徒の雰囲気を感じるのも大切なことです。自分の目で確かめてみてほしいですね。

 

――富本銭のお話がありましたが、受験でも歴史の新しい発見に関する時事ニュースなどをチェックしておいたほうがいいでしょうか?

1999年に発掘され日本最古のお金となった「富本銭」は、2000年代の大学入試センター試験でも出題されました。
富本銭のような歴史研究上の大きな発見もそうですが、たとえば江戸開府400年といった周年行事のときは、徳川幕府や江戸の文化に関しての問題がよく出題される傾向がありました。
ですから、時事ニュースは必ずチェックしておいたほうがいいです。

それから、各大学の一般入試の問題を作成するのは、大学の教員ですが、先生によっても出題傾向があります。
当然、先生の研究している分野から出題されることが多いですから、一般入試の勉強をするなら、志望校の大学の先生がどんな研究をされているのかを調べてみるのもひとつの方法です。

 

――学部選びでも、自分が興味のある分野の研究をしている先生がいるかどうかは、大切なポイントになりそうですね。

実は、私は大学選びを失敗したんです。青山学院大学に入学してから、坂本龍馬の研究がしたいと言ったものの、青山学院大学には幕末史を研究している先生はいらっしゃらなかったんですね。
仕方なく明治時代を専門に研究することにしました。そして結局、早稲田大学に移って研究し直すことになりました。
これから受験をする人は、自分の学びたい時代に強い先生がいる大学を、きちんと探してほしいと思います。

 

変化の大きい時代だからこそ、歴史から多くを学びたい

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――歴史を学ぶことは将来どのように役立っていくのか、また学んだことを活かせる職業などがあれば、教えてください。

私が高校生のときには、先生に「歴史なんて勉強しても、将来役に立たないよ」と言われました。
ですが、やっぱり歴史の先生になりたい」と思ったので、大学で歴史を学びました。
ただ、大学卒業後に採用されたのが特別支援学校でしたので、歴史を教える機会に恵まれませんでした。

そのとき、歴史を教えられない不満から、自分で研究したものを雑誌に投稿し、運よく掲載してもらうことができました。
そこから雑誌の出版社から原稿を依頼されるようになり、ついに本まで書くようになったので、何が幸いするかは本当にわからないです。

私の場合、学んだ歴史が自分の人生の上で大きく役に立ちました。だから歴史を勉強しても将来役に立たないなんてことはないと思います。
それよりもどう学ぶかが重要で、「あきらめないで努力する」「好きなことを続ける」のが、一番大事ではないかと思います。

 

――AIの発達などによって、30年後には今ある職業の半分がなくなってしまうとも言われています。そうした社会の変化を感じられることはありますか?

あります。たとえば、インターネットの影響の大きさです。
私はよくテレビに出る機会がありますが、近年はテレビを見る若者が減っている印象があります。
テレビに出たときより、オンラインゲームのDVDの特典映像に出たり、YouTubeで名前が出たりしたときのほうが、反響が大きいのです。
「こんなふうに時代は変わっているんだ」と、社会の変化を感じましたね。

 

――これからの社会にどんな変化があるのか、不安を感じる人も多い時代ですね。そんな中で、歴史を学ぶことにはどんな意味があると思われますか?

たしかに不安な面もあると思います。しかしそういう中でも、歴史上の偉人と呼ばれる人たちの「自分の信念をしっかり持って行動する」とか、「人に対して誠実である」といった理念や行動哲学は、時代を超えて共通する大切なものだと思います。

私はよく「もし、お子さんに偉大な人物になってほしいと思うなら、伝記をすすめてみてください」と言っています。
なぜなら、歴史上の人物の多くは、じつは子ども時代に伝記を読んでいることが多いのです。
不思議な話なのですが、偉大な人物のエピソードを読むと、自分も偉業ができるような気持ちが湧いてくるのではないかと思います。
つまり自尊心や自己肯定感が高まるのかもしれません。

未来の予測が立ちにくい時代であっても、偉人の在り方を知ることはさまざまな場面で役に立つと言えるのではないでしょうか。

 

――未来に不安を感じやすい時代だからこそ、過去の歴史に学ぶことは多いのかもしれませんね。

私が高校の教員だったとき、生徒たちに「歴史の面白さってどんなことですか」とよく聞かれました。
そんなときは、「同じ出来事は1回しか起こらないけれど、同じような出来事は何度も起きます。
これから生きていく中で、そのような歴史を知っていれば、これから何が起こるのか予測を立てたり、歴史の中でのある人物の決断を参考にしたりして対処できる。
だから歴史というのは重要なんだよ」という教え方をしてきました。

人類は長い歴史の中で同じようなことを何回もくり返してきました。
その成功や失敗の原因と結果を現代の私たちは学ぶことができます。
つまり歴史の知識を身につけることで、将来的に失敗を避け、成功につなげることができると思うのです。
温故知新という故事がありますが、変化の大きい時代だからこそ、歴史に興味を持って学んでほしいです。

 

プロフィール
河合 敦(かわい あつし)

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 1965年東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。
特別支援学校の教員、都立・私立高校の地歴科教員などを経て、現在は多摩大学客員教授。早稲田大学教育学部でも社会科教育法を講義している。
教鞭をとる傍ら、歴史研究家・歴史作家として多くの著作を刊行。テレビやWebなどのメディアにもたびたび出演し、歴史の意外なエピソードや真実をわかりやすく楽しく紹介して人気を博している。
『世界一受けたい日本史の授業』(二見書房)、『日本史は逆から学べ 近現代史集中講義』(光文社)、『いっきに!同時に!世界史もわかる日本史』(実業之日本社)など著書多数。
『学習まんが 日本の伝記SENGOKU』シリーズ(集英社)や『歴史漫画 タイムワープシリーズ』(朝日新聞出版)など、歴史の学習漫画の監修も多く手掛ける。