【基礎編】センター試験で6割を狙う方法

保護者

今年のセンター試験、うちの子の通う大学も会場になったそうよ。あの子がセンター試験を受けたころを思い出すわ。

保護者

うちの子はまだ中学生ですが、きっとあっという間に高校生活も過ぎて、大学受験を迎えることになりますよね。ちょっと気が早いかもしれないですが、センター試験ってどう対策していけばいいんでしょうか。

保護者

センター試験対策といっても、一概には言えないかもしれないわね。息子は塾で「センター試験は6割を狙うか9割を狙うかで作戦が変わってくる」と言われたそうよ。

教室長

おっしゃるとおりですね。お子さんの学力や目指す大学によって、センター試験への対策は柔軟に変えたほうがいいでしょう。

保護者

ではたとえば、まず6割を目指す場合はどういう対策をとればいいんでしょうか?

教室長

6割を目指す場合は基礎学習が大事です。センター試験は基本的に、高校の授業で習う範囲、高校の教科書レベルの難易度が基準になっています。またセンター試験は、6割が平均点になるようにつくられている試験です。したがって、学校の復習をしっかり行っておけば、6割は取れるようになると考えていいでしょう。

保護者

定期試験や学年末試験前の勉強に似ているんでしょうか?

教室長

そうですね。学校で使った問題集は、間違ったところや解けなかったところもきちんと解けるようにしておく、これまでの定期試験を復習する、といったことを徹底しましょう。

【さらに上を目指すなら】センター試験で9割以上を狙う方法

保護者

さらに上を目指すなら、9割以上を狙いたいところですよね。9割を狙う場合はどう対策すればいいんですか?

教室長

6割を狙えるくらいの土台がきちんとできたら、さらにセンター試験に特化した演習が必要です。

保護者

センター試験に特化した演習、ですか。具体的にはどんな演習なんでしょうか。

教室長

センター試験を効率的に解くテクニックを身につける演習ですね。最初に、傾向と対策を把握しましょう。センター試験では例年、似たような形式や傾向の問題が多く出題されます。したがって過去問やセンター試験用の問題集を使い、そうした形式や傾向に慣れることが大切です。

保護者

まずは「敵を知る」ということね。

教室長

問題演習をくり返したら、次は実践力をつけましょう。模擬試験を活用するのがポイントです。模擬試験を通じて、アウトプット力をつけていってください。

保護者

試験の雰囲気に慣れるという意味でも、模擬試験はたくさん受けたいところですね。

教室長

また教材作成会社や予備校が作成した模擬試験は予想問題の宝庫だと言えます。的中することもありますので、しっかり復習することも重要です。

保護者

9割となると、ミスを減らすことも重要そうですね。

教室長

そうですね。時間配分の工夫も重要なテクニックです。ミスがないよう、5分は見直しの時間を確保できるように時間配分して、効率的に問題を解けるようにしましょう。

保護者

確かに6割を目指す場合と9割を目指す場合では、だいぶ作戦が違うわね。

教室長

高校3年生になったら、受験本番までに6割を目指すべきか、高校3年の夏までに6割を目指して、本番までにさらに高得点を目指すかのイメージはもっておいたほうがいいですね。

 

 

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中学生のうちからセンター試験の動向に注目しておこう!

教室長

ところで、センター試験が2020年に廃止されることをご存じですか?

保護者

そうなんですか!?知りませんでした。2020年となると、今の中学生の一部は、大学受験でセンター試験を受けないことになるのね。センター試験がなくなってしまったら、大学受験のシステムも大きく変わりますよね。どうなるんでしょうか?

教室長

センター試験が廃止されたあとは実質的な後継として、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が設けられる予定です。「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は科目や試験方式など、センター試験とは異なる点が多くあります。たとえば試験方式は、現在のセンター試験のようなマークシート形式ではなく、コンピュータで解答を入力するCBT方式になる予定です。また科目では、「合教科型」「総合型」といったものが設けられ、各教科の区分を超えた問題が出題されるようになるとされていますよ。

保護者

センター試験と全然違いますね。新しい試験に合わせて、対策も変えていかないといけませんね。

教室長

こうした大学受験システムの動向を中学生のうちからしっかり把握しておくことが、将来大学受験に成功するカギになると思いますよ。