不登校

不登校から復帰するポイントは?

不登校から復帰するポイントは
不登校は、長期化すると復学が難しいと言われていますが、一方で、不登校を経験したお子さんの多くが進学を果たしています。不登校からどう復帰するのか、そのポイントを考えてみましょう。

不登校になっても8割は進学できる!

さいきん知ったのですが、文部科学省が平成18年度時点で不登校だった生徒さんを追跡調査し、平成26年にまとめた調査があるらしいの。それによると、中学校で不登校でも、85%の人が高校に進学できているんですよね。高校の中退率も14%なんですって(※1)。

興味深い調査結果ね。それによると、中学校3年生のときに不登校でも、ほとんどの人が高校に進学して卒業しているのね。

大学・短大・高専への就学率も22.8%ですから、不登校の状態から復帰して、ふたたび勉強をがんばった方も多いということよね。とても励みになるデータということではないかしら。

そうですね。それから不登校のお子さんに対する支援体制が充実してきた結果という見方もできると思います。不登校のお子さんを受け入れる施設も増えましたし、カウンセリングや心理検査なども充実してきています。

ということは、それぞれの家庭だけで向き合うのではなく、不登校から復帰するための支援が大切ってことですね。

ええ、おっしゃるとおりです。適切な支援を受けられれば、不登校から復帰することが容易になりますから、家庭での理解と適切な支援へとつなげることが重要ですね。

不登校からの復帰のポイントは3つ!

具体的には、どういった支援が必要なのかしら?なにか復帰しやすくするポイントはありますか?

不登校から復帰するために大事な3つのポイントは、「早期」「学力」「生活リズム」ですね。

「早期」「学力」「生活リズム」?

まずは「早期」。不登校には、一定期間以上続くと復学が困難になる傾向があるためです。

長引くと再登校は難しいイメージがありますよね。

確かに、長ければ長いほど、教室に戻るのには勇気がいりそうですね。

気持ちの問題だけではないのですよ。「学力」「生活リズム」も復学を困難にする原因になっています。

そっか、だから「早期」「学力」「生活リズム」という3つのポイントなんですね。

「学力に遅れがあって復帰しづらい」と感じている不登校のお子さんは、26.9%。こうなると、自信もなくなりますし、授業に出てみてもストレスを大きく感じます。将来への不安も増大して、より悲観的になりがちです。

不登校って、心の問題だってイメージが強かったけれど、勉強面も大事なんですね。

さらに多いのが、夜型化で復帰できなくなってしまうお子さんです。不登校で生活リズムが崩れてしまうと、そもそも朝に起きられません。こういった夜型化で復帰できないお子さんは、33.5%にものぼります。

約3割ですか?思ったよりもずっと多いんですね。

3つのポイントをまとめると、不登校から復帰するためには、できるだけ早期に解決できるようにすること、十分な学力をつけておくこと、夜型にならないよう生活リズムをきちんと整えることが重要なんです。

でも、放っておけば勉強はどんどん遅れていくし、生活リズムも乱れちゃうわよね。

特に生活リズムの改善には、家族の協力が必要不可欠です。学校へ行かなくても、朝起きて一緒に朝ごはんを食べるなど、家庭が機能することが復帰への近道になりますよ。

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環境を変えてみるのもあり!

でも長く学校を休んじゃうと、いくら勉強していようと、規則正しい生活をしていようと、やっぱり学校には行きづらいわよね。

そうですね。やはり一定期間以上の不登校になると、同じ学校への復学は難しくなります。

そもそも、いじめとか人間関係で不登校になっちゃったら、「早期」「学力」「生活リズム」だけじゃ再登校はできませんよね。

人間関係が不登校の原因なら、復学が必ずしも最善とは限りません。再登校とともに、お子さんに合った学校への転入や、高校進学のタイミングでの復帰の可能性も検討してみてもいいと思います。実際、環境が変われば普通に通学できるようになるお子さんは多いですから。

無理強いする必要はないってことね。

もちろん、元の学校に再登校ができるならば、それに越したことはありません。ただ、その場合にも段階を経て、状況に合わせた選択をしていくことが大切です。

段階を経て、ですか?

不登校から急に教室へ丸一日行こうというのは、負荷が大き過ぎるケースもあります。まずは教室以外の別室へ、短時間登校してみるところから始めて、すこしずつ教室に入れる時間を増やしていけるといいですよね。

そのためには、やっぱり「学力」と「生活リズム」が大事ね。

学力面では、個別指導塾の活用がおすすめです。お子さんのペースに合わせて、不登校からの復帰をサポートしてもらえますよ。最近では不登校支援の実績のある個別指導塾も増えてきていますから、いろいろと相談にのってもらうとよいでしょう。

学力をつけつつ、塾に通うことで生活リズムも整ったらいいですよね。

 参照:(※)文部科学省、「不登校に関する実態調査」~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)(平成26年7月公表) 
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1349956.htm