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「英語の長文が読めない」人でも読めるようになる!読み方のコツ


英語の長文問題に苦戦する人は多く、「英語の長文が全く読めない」「何度読んでも頭に入ってこない」という悩みをよく聞きます。単語も文法もきちんと覚えているのに、それでも長文が読めないという人のために、読み方のコツを伝授しましょう。

読めないのは「三大不足」が原因!?

娘が英語の長文問題につまずいているんです…。

うちの息子も、英語の長文問題が大の苦手よ!

英語の長文が読めないのは、いくつかの原因が考えられます。原因を明確にしないまま、テクニックだけを覚えても、なかなか上達しないものです。まずは読めない原因を探りましょう。

◆読めない原因1:英単語の不足
知らない単語が多くて意味がわからなかった…という場合は、「単語不足」が原因でしょう。

◆読めない原因2:英文法の理解不足
単語と同様、基本的な文法が身についていなければ、英文を読むことはできません。

◆読めない原因3:段落内容の理解不足
「この文章はどういうことを伝えようとしているのか」を理解せず、ただ漫然と読んでいたり、1文1文にこだわりすぎて全体の意図を見失っていたりするケースです。

うちの息子の場合は、原因1の「単語の不足」だと思います。

単語を覚えることは、英語学習の基本中の基本になります。長文の中にわからない単語やイディオムが2割以上あると、文章の内容が理解できないと言われるんですよ。

耳が痛いです…それに原因2の「文法の理解不足」も当てはまりますね。

単語と文法は、英文を読むための基礎体力ですから、ハードな長文読解をこなすには、まず基礎体力を身につけなければいけませんね。

うちの娘の場合は、原因3の「段落内容の理解不足」という感じがします。単語も文法もコツコツ覚えるようにしているけれど、長文になると1文1文を正確に読もうとしすぎて、全体を把握できていないように思います。

そうですね、単語もある程度の量を覚えていて、基本的な文法も押さえているのに解けない…という場合、「読み方」に原因があるかもしれません。
問題文を読んでも、文章の内容がつかめていなければ、また文章を読み直して…のくり返しになり、最後まで解けずに時間切れとなってしまうケースも、よくあるんです。

3ステップで、英語長文が「読める」ようになる!

読めない原因がわかったら、その原因を意識して対策していきましょう。

長文問題って、「テクニックを覚えればできる」というものではないですよね。

基本ステップを踏んで、地道に問題数をこなしていくことが力になります。ただし、長文問題を「読める」ようにするための3ステップがありますから、ご紹介しましょう。

◆STEP1: 段落ごとに内容を整理し、文章全体の意味をつかむ
大切なのは「全体として、この文章では何がいいたいのか」をつかむこと。そのためにはまず、段落に注目しましょう。
どんな文章でも、意味もなく段落が変わることはありません。おおまかでいいので段落ごとに、「この段落ではこういうことが言いたいのだな」と整理しながら読んでいくことで、全体としてどういう内容なのかがつかみやすくなります。
最初の段落で問題提起し、次の段落で具体例を出し、最後の段落でまとめに入るのが、文章展開の典型的なパターン。段落ごとに、だいたいの内容をメモしながら解いていくのもいいでしょう。

◆STEP2:速く・正確に読めるよう、時間を意識して取り組む
制限時間を意識して取り組む練習をしましょう。
年々、高校入試・大学入試では、文章量が増えたり、問われる内容が複雑になってきたりして、「速読力」が求められています。自学習する際に、時間を計りながら問題を解く練習を繰り返すことで、設問ごとの時間配分を考えられるようになります。

◆STEP3: 答え合わせはマスト。解説をしっかり読む
問題を解いたら答え合わせをし、解説を読み込むことが鉄則です。解説をしっかり読むことは、知らなかった単語を覚えたり、あやふやだった文法を覚え直したりするチャンス。
また、解説についている日本語訳は、英文を日本語に訳すときの参考にもなります。自信がない問題は、解説を読んでから、日をあけて繰り返し挑戦してみるといいでしょう。

長文問題は、地道な努力がものを言う感じですね。「1日1題、長文問題を解く」とか、目標を立てたほうがいいのでしょうか?

あまり最初から文章量が多い問題に挑戦しようとすると、つらくて続かなくなる人が多いですから、それよりも、単語・文法をコツコツと身につけ、無理のない短めの文章から始めて、読み方に慣れる練習をしていくといいでしょう。

「読める」力をさらにUPするためのポイント

長文問題の読み方が、だんだんわかってきました。ほかに、押さえておくべきポイントなどはありますか?

長文問題を読み解く力をさらにアップするために、いくつかのポイントをご紹介しておきましょう。

◎POINT:さまざまな形式・ジャンルの英文に親しむ
長文問題には「慣れ」も必要だと言われます。日常的に文章に触れておくことが大切です。まずは自分のレベルに合った内容で、2~3行の短めの英文からでOK。
英語の文章の意味のつかみ方や、文法構造などを理解できるように、短い文章からトレーニングを始め、だんだんと英文に慣れてきたら、より文章量の多い問題に挑戦しましょう。

◎POINT:設問文から探したい情報を類推する
長文を読んでから、設問を読み、その問いに解答する…というのが順番としては正しいのですが、最初に設問文を確認してから本文を読むことで、目の付けどころがわかりやすくなり、解答スピードが上がる場合もあります。

◎POINT:接続詞に注目して読む
接続詞は、文章の流れや変わり目がわかる、便利な目印です。例えば「but~」に続く文章は、それ以前と対立するような内容になると予想できますし、「because~」に続く文章は、前の文章の理由や原因を示しているとわかります。
知らない単語があったとしても、接続詞に注目して読むことで、内容がある程度、推測できるようになります。

最初に設問文をサッと確認しておけば、問われるポイントがどこかわかるし、解答時間を短縮できそう。

接続詞が出てきたら〇で囲むなど、印をつけておくのもいいですね。

無理のないレベルからでいいので、長文問題の「場数を踏む」ことが大切です。
英語の長文対策は、1人ひとりの「読めない原因」を明確にした上で、読むためのステップを踏みながら問題量をこなし、「読み方」に慣れていくことが大切です。とはいえ、自分だけではなかなか苦手意識が克服できないというケースも多いもの。
そういうときは、お近くの個別指導塾に相談してみましょう。個別指導塾であれば、1人ひとりの目標や学習進度に合わせて個別に対策ができます。また、家庭学習のアドバイスも受けられますので、1人で悩む前にぜひ一度相談してみてください。