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【中学英語】現在進行形をマスターしよう!

【中学英語】現在進行形をマスターしよう!
 今回は、〈現在進行形〉について学習します。
〈現在進行形〉は、日常会話で頻出する文法事項です。語りの「今」において「まさにそこで起きている」行為や現象について臨場感をもって描写するのが〈現在進行形〉です。そのため、〈現在進行形〉を理解すると、いきいきとした表現が可能になります。
一方で、現在進行形は現在形との使い分けがわかりにくかったり、否定文や疑問文をつくるときにつまずきやすかったりする単元でもあります。こうした現在進行形のポイントについて、紹介していきたいと思います。

〈現在進行形〉の考え方

〈現在進行形〉は、I am reading ...やHe is working ...のように、〈am[are / is]+動詞の-ing形〉で表します。「(今)…している」と訳すのが基本です。

〈現在形〉と〈現在進行形〉

〈現在進行形〉は〈現在時制〉の1つです。現在の事柄を表すかたちには〈現在形〉もあります。〈現在形〉と〈現在進行形〉はどう違うのでしょうか。〈現在進行形〉を単に「…している」とだけ覚えていると、〈現在形〉との違いが見えなくなります。

次の2つの英文を比較してください。
① He lives in Nagoya.  〈現在形〉
② He is living in Nagoya.〈現在進行形〉

①②は共に「彼は名古屋に住んでいる」と訳せます。「…している」と訳せるだけでは、①②の意味を区別できませんね。
そこで、次のように理解しましょう。

〈現在形〉が表す事柄

まず、〈現在形〉は、同じ「現在」でも、「今この瞬間」に起きている事柄を表すものではありません。〈現在形〉が表すのは、現在の習慣的行為・状態や一般事象・社会通念などです。つまり、「今この瞬間」を切り取って言うのでなく、現時点も含む時間的な広がりを持った事柄を表すのが〈現在形〉です。

③ He goes to Yokohama High School.(彼はヨコハマ高校に通っています。)
④ I usually get up at six and leave home at eight.(私はたいてい6時に起きて8時に家を出ます。)
⑤ Water boils at 100℃.(水は100℃で沸騰します。)
⑥ Failure teaches success.(失敗は成功のもと←失敗が成功を教える)

③~⑥は〈現在形〉を用いた文です。いずれも現在の事柄を表しています。しかし、③は、「今まさに登校中である」ことを言っているのではありません。〈現在の習慣的行為〉として「ヨコハマ高校に通っている」、もっと言えば〈現在の状態〉として「ヨコハマ高校に在学している・ヨコハマ高校の生徒である」ことを表しています。同様に、④も、〈現在の習慣的行為〉として「6時に起きて8時に家を出る」ことを表しています。また、⑤「水は100℃で沸騰する」は、「今この瞬間」の現象でなく、現時点に縛られない〈不変の事実〉について言っています。同様に、⑥「失敗は成功のもと」も、「今この瞬間」の出来事でなく、〈社会通念〉として述べています。
このように、〈現在形〉は、現時点も含む時間的な広がりを持った(始点と終点が明確に意識されない)事柄を表すのです。

〈現在進行形〉が表す事柄

それに対し、〈現在進行形〉は、今この瞬間・・・・・を切り取って・・・・・・そこで起きている事柄を表すものです。

⑦ They usually play tennis after school.(彼らはたいてい、放課後にテニスをしています。)
⑧ They are playing tennis in the park now.(彼らは今、公園でテニスをしています。)

⑦は〈現在形〉、⑧は〈現在進行形〉を用いた文です。⑦⑧共に「テニスをしている」と訳せますが、⑦は〈現在の習慣的行為〉として「テニスをしている」、⑧は〈今この瞬間そこで起きている事柄〉として「テニスをしている」ことを表します。

そして、この「今この瞬間」の切り取りという見方から、〈現在進行形〉は、現時点に限定された一時的な行為・状態を表します。その場合、「(今は一時的に)…している」と訳せます。

〈現在形〉と〈現在進行形〉ふたたび

先に見た①②の比較に戻りましょう。
① He lives in Nagoya.    〈現在形〉
② He is living in Nagoya.〈現在進行形〉

①②は共に「彼は名古屋に住んでいる」と訳せます。しかし、〈現在形〉を用いた①は、現時点も含む時間的な広がりを持った〈現在の状態〉として「彼は名古屋に住んでいる」ことを表します。それに対し、〈現在進行形〉を用いた②は、「今この瞬間」を切り取って現時点に限定された〈現在の一時的な状態〉として「彼は(今は一時的に)名古屋に住んでいる」ことを表します。それは、「彼はふだんは名古屋に住んでいないが」ということを含意します。

このように、特に〈ある期間にわたる状態〉を表すlive(住んでいる)や〈日々の習慣的行為〉を表すwork(働いている)などの動詞を〈現在進行形〉で用いると、〈現時点に限定された一時的な状態・行為〉として「今は一時的に…している」という意味になります。

また、ここから派生し、〈変化〉を表すchange(変わる)やbecome(…になる)などの動詞を〈現在進行形〉で用いると、〈現時点に焦点を当てた変化〉として「今まさに…しつつある」という意味になります。

⑨ That kind of view is changing.(そのような見方は変わりつつあります。)
⑩ Gardening is becoming more popular.(ガーデニングがブームになりつつあります。)

■個別指導塾の基本問題に挑戦!
《問題》次の1)~4)について、和文に合うように(  )内の動詞を適切なかたちにしなさい。
1)The water (boil) in the kitchen.(キッチンで水が沸騰しています。)
2)Water (boil) at 100℃.(水は100℃で沸騰します。)
3)I usually (watch) a baseball game on TV on weekends.(週末はたいてい、テレビで野球の試合を観ています。)
4)I (watch) a baseball game on TV now.(今はテレビで野球の試合を観ています。)

《正解》
1)is boiling  
2)boils  
3)watch  
4)am watching

《解説》
1)「今この瞬間」に焦点を当てた現象であるため〈現在進行形〉で表します。
2)「今この瞬間」に縛られない不変の事実であるため〈現在形〉で表します。
3)「今この瞬間」に縛られない習慣的行為であるため〈現在形〉で表します。
4)「今この瞬間」に焦点を当てた行為であるため〈現在進行形〉で表します。

〈現在進行形〉の作り方

〈現在進行形〉は〈am[are / is]+動詞の-ing形〉で表します。am・are・isは「現在」を表すbe動詞ですが、主語がIであればam、youや複数名詞であればare、それ以外であればisを用います(「be動詞って何?」の記事を参照)。そして、その後に、readingやworkingのような〈動詞の-ing形〉を続けます。ただし、この〈動詞の-ing形〉の作り方にはいくつかのルールがあります。それを以下に整理します。

〈動詞の-ing形〉の作り方

〈動詞の-ing形〉は、ほとんどの動詞において、動詞の原形の後にそのまま-ingをつけるだけです。
ただし、いくつかの動詞において、対応が少し異なります。

A ほとんどの動詞
【対応】動詞の原形の後にそのまま-ingをつける
【語例】read → reading  study → studying  wash → washing

B 語尾が-eの動詞
【対応】語尾の-eを除いて-ingをつける
【語例】come → coming  love → loving  take → taking
【例外】be → being  dye → dyeing  see → seeing

C 語尾が-ieの動詞
【対応】語尾の-ieをyに変えて-ingをつける
【語例】die → dying  lie → lying  tie → tying

D 語尾が〈強勢短母音+1子音字〉の動詞
【対応】語尾の子音字を重ねて-ingをつける
【語例】begin → beginning  cut → cutting  get → getting
【備考】run・sit・stop・swimなど、母音が1つしかない単音節語は必ずこうなります。
ask・watchなどは、単音節語ですが、語尾の子音字が2つ以上であるためこうなりません。
enter・visitなどは、語尾の子音字の前の短母音に強勢が置かれないためこうなりません。

〈現在進行形〉の否定文と疑問文の作り方

〈現在進行形〉の否定文および疑問文の作り方は、さほど難しくありません。それは、be動詞を用いた文の否定文・疑問文の作り方に準じます(「be動詞って何?」の記事を参照)。

〈現在進行形〉の否定文の作り方

「Xは(今)…している」を表す肯定文に対し、「Xは(今)…していない」を表す文が否定文です。そして、〈現在進行形〉の否定文を作る場合、否定語not(ない)をbe動詞(am[are / is])の直後に置き、動詞(V)を〈-ing形〉にします。

【肯定文】I am listening to the radio now.(私は今ラジオを聴いています。)
 【否定文】I am not listening to the radio now.(私は今ラジオを聴いていません。)
※ I don’t listening to the radio now.(×)などとしないように注意してください。

〈現在進行形〉の疑問文の作り方

「Xは(今)…している」を表す平叙文 (肯定文)に対し、「Xは(今)…しているか」を表す文が疑問文です。そして、〈現在進行形〉の疑問文を作る場合、主語の前にbe動詞(Am[Are / Is])、文末に疑問符(?)を置き、文全体を〈Am[Are / Is]+X+動詞の-ing形…?〉にします。

【平叙文(肯定文)】He is listening to the radio now.(彼は今ラジオを聴いています。)
 【疑問文】Is he listening to the radio now?(彼は今ラジオを聴いていますか。)
Does he listening to the radio now?(×)などとしないように注意してください。

■個別指導塾の基本問題に挑戦!
《問題》次の1)~4)は否定文、5)~8)は疑問文にしなさい。
1)We are making a bookshelf now. (私たちは今、本棚を作っています。)
2)My father leaves home at eight.  (父は8時に家を出ます。)
3)Hiroki is listening to music.         (ヒロキは音楽を聴いています。)
4)I'm writing a new novel now.      (私は今、新作小説を書いています。)
5)He swims every day.                  (彼は毎日、水泳をします。)
6)He is swimming now.                 (彼は今、水泳をしています。)
7)You watch TV during meals.        (君は食事中にテレビを観ます。)
8)You are reading a book in your room now. (君は今、部屋で本を読んでいます。)

《正解》
1)We are not making a bookshelf now.
2)My father doesn’t leave home at eight.
3)Hiroki is not listening to music.
4)I'm not writing a new novel now.
5)Does he swim every day?
6)Is he swimming now?
7)Do you watch TV during meals?
8)Are you reading a book in your room now?

《解説》
1)〈現在進行形〉の否定文を作るため、be動詞(are)の直後にnotを置きます。
2)一般動詞〈現在形〉の否定文を作るため、Sが〈三人称・単数〉の場合、Vを〈doesn’t+動詞の原形〉で表します。
3)〈現在進行形〉の否定文を作るため、be動詞(is)の直後にnotを置きます。
4)〈現在進行形〉の否定文を作るため、be動詞(’m)の直後にnotを置きます。
5)一般動詞〈現在形〉の否定文を作るため、Sが〈三人称・単数〉の場合、文全体を〈Does+S+動詞の原形…?〉で表します。
6)〈現在進行形〉の疑問文を作るため、be動詞(Is)を主語(he)の前にnotを置きます。
7)一般動詞〈現在形〉の疑問文を作るため、Sがyou〈二人称〉の場合、文全体を〈Do+S+動詞の原形…?〉で表します。
8)〈現在進行形〉の疑問文を作るため、be動詞(Are)を主語(you)の前にnotを置きます。

このように、〈現在進行形〉を用いると英語の表現の幅が広がり、これを理解すると日常会話においていきいきとした描写ができるようになります。お子さんが〈現在進行形〉をマスターして英語学習の飛躍のきっかけとなるよう、声をかけてあげてましょう。
最初は、〈現在形〉との考え方の違いに少し戸惑うかもしれません。お子さんは、コミュニケーションの中で〈現在進行形〉を自在に使いこなせるところまで行けるでしょうか。ぜひ繰り返し練習し、いつでも使える知識になるまで理解を深めておくよう、アドバイスしてあげてください。
お子さんが実際に英語学習を進めていく上で〈現在進行形〉につまずいて苦手意識を持ってしまった場合、個別指導塾の対策指導が役に立つかもしれません。決して1人で悩まず、個別指導塾の無料学習相談会などの機会を利用し、ぜひ経験豊富なプロの学習アドバイザーに相談してみるよう、勧めてあげてください。