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【中学英語】過去形

【中学英語】過去形
今回は、〈過去形〉について学習します。〈過去形〉は、英語の中核である〈動詞〉の、しかも〈時制〉に関するものです。極めて重要な文法事項で、中学校英語における大きな山の1つと言えます。そのため、〈過去形〉を理解すると、その先の英語学習もスムーズになります。この記事でしっかりと確認し、英語学習の飛躍のきっかけにしてください。

〈過去形〉とは

「Xは…であった」という過去の状態や「Xは…した」という過去の行為について言う場合、述語動詞(V)の〈過去形〉で表します。

▼ be動詞の場合
I am a member of the band now.   〈現在形〉(私は現在そのバンドのメンバーです。)
I was a member of the band before. 〈過去形〉(私は以前そのバンドのメンバーでした。

▼ 一般動詞の場合
I watch TV before dinner. 〈現在形〉(私は夕食前にテレビを見ます。)
I watched TV last night.  〈過去形〉(私は昨晩テレビを見ました。

上の例文では、be動詞のwas、一般動詞のwatchedが共に〈過去形〉です。このように、述語動詞(V)を〈過去形〉にすることで、「Xは…であった」という過去の状態や「Xは…した」という過去の行為を表します。

〈過去形〉のつくり方――be動詞の場合

「Xは…であった」という過去の状態を表す場合、be動詞の〈過去形〉を用います。
be動詞の〈過去形〉はwaswereの2種類です。〈現在形〉はam・are・isの3種類でした。これを次のように関連づけて暗記しましょう。

○〈現在形〉am / is →〈過去形〉was
○〈現在形〉are    →〈過去形〉were

また、主語(S)との関係においてbe動詞の〈過去形〉と〈現在形〉は次のように整理できます。
〈過去形〉のつくり方――be動詞の場合

〈過去形〉のつくり方――一般動詞の場合①規則動詞

「Xは…した」という過去の行為を表す場合、一般動詞の〈過去形〉を用います。一般動詞の〈過去形〉は基本的に、動詞の〈原形〉の語尾に-edがついたものです。ただし、その動詞の発音や綴りにより、少し工夫がいる場合もあります。それを以下に整理します。
〈過去形〉のつくり方――一般動詞の場合①規則動詞
このように、いくつかのバリエーションがあるものの、基本的に語尾に-edをつけることで〈過去形〉をつくる動詞を〈規則動詞〉と言います。

〈過去形〉のつくり方――一般動詞の場合②不規則動詞

それに対し、〈過去形〉のつくり方が語尾に-edをつける対応でない動詞を〈不規則動詞〉と言います。これは基本的に、その語形変化を暗記することになります。変化の仕方にいくつかの類型はありますが、ここでは、代表的な〈不規則動詞〉を以下に列挙しておくにとどめます。なお、原形と過去形が同じかたち・同じ発音の動詞(hit、put、setなど)や、同じかたちで発音が違うもの(read)もありますので、注意しましょう。

    原 形  過去形 
begin(始める)
become(なる)
break(壊す)
build(建てる)
buy(買う)
come(来る)
choose(選ぶ)
cut(切る)
do(する)
drink(飲む)
drive(運転する)
eat(食べる)
give(与える)
go(行く)
find(見つける)
began
became
broke
built
bought
came
chose
cut
did
drank
drove
ate
gave
went
found
    原 形  過去形  
have(持つ)
hear(聞く)
hit(打つ)
hold(抱く)
keep(保つ)
know(知る)
leave(去る)
lend(貸す)
lose(失う)
make(つくる)
meet(会う)
pay(払う)
put(置く)
read(読む)
run(走る)
had
heard
hit
held
kept
knew
left
lent
lost
made
met
paid
put
read
ran
    原 形  過去形
say(言う)
see(見る)
sell(売る)
send(送る)
sing(歌う)
set(据える)
sit(座る)
stand(立つ)
swim(泳ぐ)
take(取る)
teach(教える)
tell(言う)
think(思う)
win(勝つ)
write(書く)
said
saw
sold
sent
sang
set
sat
stood
swam
took
taught
told
thought
won
wrote

不規則変化は不規則に変化しますが、その中にもいくつかのパターンに分類することができます。それぞれの不規則変化動詞がどんな変化をとるか、次のとおり整理してみると、覚えやすいでしょう。
▼1字のみ変わる
begin(始まる) - began, become(なる) - became, build(建てる) - built

▼形が変わらない
cut(切る) - cut, put(置く) - put, read(読む) - read

▼2字以上変わる
tell(言う) - told

▼まったく変わる
go (行く) - went


■個別指導塾の基本問題に挑戦!
《問題》次の1)~5)について、(  )内の語を過去形にしなさい。
1)He (be) a guitarist before. (彼は以前ギタリストでした。)
2)I (study) English last night. (私は昨晩英語を勉強しました。)
3)She (go) shopping yesterday. (彼女は昨日買い物に行きました。)
4)He (give) us some advice. (彼は我々にいくらか助言してくれました。)
5)She (cut) the cake in half. (彼女はケーキを半分に切りました。)

《正解》
1)was  
2)studied  
3)went  
4)gave  
5)cut

《解説》
1)主語が〈三人称単数〉のHeであるため、beの〈過去形〉はwasです。
2)study(勉強する)は〈規則動詞〉です。〈過去形〉は語末のyをiに変えて語尾に-edをつけてstudiedです。
3)go(行く)は〈不規則動詞〉です。〈過去形〉はwentです。
4)give(与える)は〈不規則動詞〉です。〈過去形〉はgaveです。
5)cut(切る)は〈不規則動詞〉です。〈過去形〉はcutです。

〈過去形〉の否定文と疑問文のつくり方

〈過去形〉の否定文・疑問文のつくり方はさほど難しくありません。それは、〈現在形〉の場合とほぼ同じで、be動詞を用いた文の否定文・疑問文、一般動詞を用いた文の否定文・疑問文のつくり方に準じます。

〈過去形〉の否定文のつくり方

「Xは…であった」「Xは…した」を表す肯定文に対し、「Xは…でなかった」「Xは…しなかった」を表す文が否定文です。
be動詞の〈過去形〉の否定文をつくる場合、否定語not(ない)をbe動詞(was / were)の直後に置き、was[were] notとします。短縮してwasn’t[weren’t]としても構いません。
一般動詞の〈過去形〉の否定文をつくる場合、否定語not(ない)を用い、述語動詞(V)の部分を〈did not+動詞の原形〉にします。did notは短縮してdidn’tとしても構いません。

〈過去形〉の否定文のつくり方

〈過去形〉の疑問文のつくり方

「Xは…であった」「Xは…した」を表す平(へい)叙(じょ)文(肯定文)に対し、「Xは…であったか」「Xは…したか」を表す文が疑問文です。
be動詞の〈過去形〉の疑問文をつくる場合、主語の前にbe動詞(Was / Were)、文末に疑問符(?)を置き、文全体を〈Was[Were]+X ...?〉にします。
一般動詞の〈過去形〉の疑問文をつくる場合、主語の前にDid、文末に疑問符(?)を置き、文全体を〈Did+X+動詞の原形 ...?〉にします。

〈過去形〉の疑問文のつくり方


■個別指導塾の基本問題に挑戦!
《問題》次の1)~4)について、[  ]内の指示に従って英文を書き換えなさい。
1)She is good at English.        [過去形の否定文に]
2)They are in the same class. [過去形の疑問文に]
3)She knows the truth.          [過去形の否定文に]
4)He likes that movie.            [過去形の疑問文に]

《正解》
1)She wasn’t[was not] good at English. (彼女は英語が得意ではありませんでした。)
2)Were they in the same class? (彼らは同じクラスでしたか。)
3)She didn’t[did not] know the truth. (彼女は本当のことを知りませんでした。)
4)Did he like that movie? (彼はあの映画が好きでしたか。)

《解説》
1)be動詞の過去形の否定文は、主語が三人称単数の場合、〈X+wasn’t[was not] ...〉で表します。
2)be動詞の過去形の疑問文は、主語が三人称複数の場合、〈Were+X ...?〉で表します。
3)一般動詞の過去形の否定文は、〈X+didn’t[did not]+動詞の原形 ...〉で表します。
4)一般動詞の過去形の疑問文は、〈Did+X+動詞の原形 ...?〉で表します。


このように、〈過去形〉を用いると英語の表現の幅が広がり、これを理解すると読み書きできる英文の内容がグッと豊かになります。そして、〈過去形〉は、極めて重要な文法事項であるため、これをマスターするとその先の英語学習もスムーズになります。
最初は、特に〈不規則動詞〉の語形変化を覚えることに少し苦労するかもしれません。しかし、そこにも実はいくつかの変化パターンがあることもみてきました。ある程度の数の〈不規則動詞〉を覚えたところで、それをもう1度整理してみるとよいでしょう。不規則動詞になる動詞は社会生活の中で何度も登場する重要な動詞が多くみられます。ぜひ自由自在に使えるよう繰り返し練習し、しっかり理解を深めていくことが大切になります。
そして、もし英語学習を進めていく中で〈過去形〉につまずいて苦手意識を持ってしまった場合、個別指導塾の対策指導が役に立つかもしれません。決して1人で悩まず、個別指導塾の無料学習相談会などの機会を利用し、ぜひ経験豊富なプロの学習アドバイザーに相談してみていただきたいと思います。