国語の参考書を選ぶときに気をつけたいポイント

保護者

ご家庭では、国語の現代文の参考書や問題集ってどんなものを買われていますか?子どもと本屋さんに見に行ったんですけど、山のように問題集があってどれを選べばよいのか見当もつかなくて。

保護者

うちは、事典みたいな厚い参考書と漢字練習用の薄い問題集を1冊ずつ買っているわ。うちの子に合っているかどうかは今ひとつわからないけれど…。

保護者

参考書や問題集を選ぶときには、本人に合っているかどうかが一番大切よね。

教室長

国語の現代文の参考書や問題集は、次の3つのポイントを押さえて選ぶとよいですよ。1つ目は、難易度がお子さんに合っているかどうかです。お子さんが解説を読んで理解できるか、読みにくくないかがポイントになります。2つ目はレイアウトですね。レイアウトが見にくいと勉強のモチベーションも下がってしまいます。3つ目は文法の説明に例文がたくさん載っているかという点です。文法は説明だけだとなかなかイメージがわきにくいので、例文と一緒に覚えるのがよいでしょう。

保護者

なるほど。参考になります!

保護者

ちなみに、現代文の参考書や問題集にもいろいろと種類があると思うんですけど、どういうものから手に取れば、本人に合った参考書を見つけやすいんでしょうか?

教室長

まずは教科書準拠の問題集を見てみるとよいと思います。教科書で扱っている作品について、周辺的な知識も含めてよくわかりますよ。定期テストの予想問題もありますので、得点に直結する点がメリットです。

保護者

文法や漢字については、やっぱり別の参考書や問題集があったほうがよいですよね?

教室長

そうですね。文法や文学史などが網羅的にまとまった事典のような参考書を買ってもよいですし、入試や定期テストなどで問われることがピンポイントで書かれている分野別の薄めの問題集もよいと思いますよ。これはお子さんの好みですね。

保護者

厚めの参考書は長く何度も使えるメリットが、薄めの問題集は1冊やり切った達成感を味わえるメリットがあるわね。

教室長

そうですね。さらに高校受験を見据えて読解の応用力をつけたい場合は、教科書に載っていない文章の読解問題を解ける問題集が1冊あってもよいでしょう。その際には、単に模範解答が載っているだけでなく、解法や考え方がよくわかる解説がたっぷりあって自学自習がしやすいものがおすすめです。

保護者

用途によって参考書や問題集を選んでいくことが大切なんですね。

 

 

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国語の参考書を使った勉強法

保護者

じゃあ実際に本人のレベルに合うような参考書や問題集に出会えたとして、具体的にどのように現代文の勉強に活用していけばよいんでしょうか。

教室長

文法は、文法メインの薄い問題集で問題演習を重ねながら習得していく方法が有効です。問題集の解説でわかりにくいところは、事典的な参考書の解説をじっくり読み直すとよいですよ。

保護者

厚手の参考書を使う場合には、読んだり印をつけたりしただけで勉強した気にならないよう注意が必要ね。

教室長

厚手の参考書の場合は冒頭から通読してもあまり頭に入らないので、実際に手を動かして学習することが大切です。

保護者

なるほど。読解問題はどうでしょうか?

教室長

読解問題はなによりフィーリングで解かないことが重要です。参考書や問題集の解説部分に書いてある解法にならって根拠を持って解くようにしましょう。参考書のなかには読解のテクニックについてアドバイスしてくれているものもありますので、参考にするとよいですよ。

保護者

そういえば、長文読解のときには文中の接続詞やキーワードに印をつけながら解いていた気がします。それもテクニックですよね。

保護者

でも、テクニックも書いてあって解説も充実している参考書や問題集には、簡単に出会える気がしないです…。

教室長

問題集や参考書の説明を補ってもらうという意味で、学習塾や進学塾などを活用するという手もありますよ。1人で勉強できることももちろん大切ですが、どうしても難しいところは学習の専門家にサポートしてもらえると安心です。お子さんにピッタリ合う問題集や参考書の選び方についてもアドバイスしてもらえると思いますよ。

保護者

だんだん親ではどうにもならない部分が増えてきたから、塾などに相談できるといいかもしれないですね。