中学2年生の理科はこんなことを習う!

保護者

来年うちの子が中学2年生になるんですけど、どうも理科がニガテみたいで。

保護者

うちの娘もそう。中学2年生になると範囲も変わってくるし、不安がっているわ。

保護者

中学2年生の理科ではどんなことを勉強するんですか?

教室長

大きく分けると「電気」「化学変化」「動物」「天気」の4分野になります。

保護者

なんだか難しそうですねぇ。うちの子にどうやって勉強させたらよいのかしら。あの子、理科に対して少しニガテ意識があるみたいで…。

中学2年生の理科ではココを押さえよう!

教室長

ふむ。ではお子さんは、動物は好きですか?

保護者

動物?そうですね、犬や猫なんかはかなり好きな方だと思います。

教室長

中学2年生の理科では、動物の生態に関する分野が登場します。暗記で点数が取りやすく、動物好きなら興味を持ちやすいこの分野から、まずは取り組んでみてはいかがでしょうか?

保護者

なるほど、それなら楽しく勉強できそうですね!では反対に、つまずきやすいのはどんなところでしょう?

教室長

「電気」もややこしい分野ですが、最もつまずきやすいのは、やはり「化学変化」でしょうか。

保護者

化学変化…ってどんなことを学ぶんですか?

教室長

まずは、基本となる元素記号からですね。

保護者

元素記号というとHが水素で、Oが酸素で、というアレですよね?

教室長

そうです。元素をそれぞれアルファベットで表した記号を、元素記号と言います。元素は全部で118種類ありますが、中学2年生では、このうち15種類ほどの元素記号が主に登場します。

 

H:水素
C:炭素
N:窒素
O:酸素
S:硫黄
Cl:塩素
Na:ナトリウム
Mg:マグネシウム
Al:アルミニウム
K:カリウム
Ca:カルシウム
Fe:鉄
Cu:銅
Zn:亜鉛
Ag:銀

 

以上が、中学2年で覚えておくべき基礎的な元素記号です。

保護者

こんなにあると、覚えるのが大変そうですね。

教室長

確かに、ある程度の暗記は必要です。でも、カタカナで表記されている元素は、Na:“ナ”トリウム、Al:“アル”ミニウムといったように、頭が同じなので覚えやすいですよね。

保護者

なるほど。まずはそこから覚えていくとよさそうですね!

教室長

こうして元素記号を覚えると、たとえばH₂O(水)が、水素原子と酸素原子からできているということがわかりますよね。そして、このH₂Oのように、どんな原子がどんな数で結びついているかを表したものを「化学式」と呼びます。

保護者

Hの横の2は、Hが2つという意味ですよね?

教室長

そうです。H₂Oは、水素原子Hが2つと酸素原子Oが1つでできていることを表しています。

保護者

CO₂(二酸化炭素)は、Cが1つとOが2つということですね。

教室長

その通りです。そして化学式の後には、さらなるステップアップとして化学反応式を学びます。

保護者

化学反応式?化学式とはどう違うんですか?

教室長

水素の化学式はH₂で、酸素の化学式はO₂です。では、これらを結びつけたときの反応は、どんな式になるでしょうか?

保護者

H₂とO₂がくっついてH₂Oになるのだから、
H₂+O₂→H₂O
ではないんですか?

教室長

単純に考えるとそうですよね。しかしこれ、なにかおかしいと思いませんか?

保護者

あれ?右辺のOが1つ足りない?

教室長

その通りです。反応を式で表すときは「右辺と左辺の原子の数が同じでなければならない」というルールがあります。では、そのルールに従ってOを2つにしてみましょう。
H₂+O₂→2H₂O

保護者

Oを2つにするために、右辺のH₂Oを2倍したんですね。でもこれだと、今度は右辺のHの数が4つになってしまいます。

教室長

はい。だから今度は、Hの数を合わせてあげます。
2H₂+O₂→2H₂O

保護者

これで左右の原子の数が合ったわ。

教室長

これが、酸素と水素から水ができる化学反応式です。

保護者

うーん、ややこしいですね。

教室長

化学反応式のポイントは、右辺と左辺の原子の数が必ず同じになるということ。練習問題をたくさん解いて、法則に慣れることが大切です。基本的なものは丸暗記しておくのも良いでしょう。

保護者

復習が大事なんですね。

教室長

はい。これはこちらも苦手意識を持つお子さんが多い「天気」の湿度の計算にも同じことが言えますね。

 

 

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日常生活の中で理科のおもしろさに気づこう!

保護者

理科を勉強する上で大切なことってなんだと思いますか?

教室長

うーん、いろいろありますが一番大切なのは「興味」ではないでしょうか。

保護者

興味?

教室長

中学2年生で習う理科は、電気や天気など日常生活と関わりが深い分野がたくさんあります。たとえば…

保護者

あ、痛いっ!

教室長

どうしました?大丈夫ですか?

保護者

すみません、ちょっと静電気が。

教室長

お怪我がなくてよかった。静電気というのは、物同士の接触や摩擦によって電子が受け渡されることで発生します。これも中学2年生の理科で習う範囲です。

保護者

へぇ、そうだったんですね。

教室長

今のケースのように日常生活と理科の関わりに気がつくと、理科はどんどんおもしろくなってきます。

保護者

理科を身近に感じるということですね。

教室長

その通りです。興味を持って自主的に調べたことは、そう簡単には忘れません。そういった意味でも夏休みの自由研究やレポートなどは、大きなチャンスになりますね。

 

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