今知っておきたい、教育方法としての「アクティブ・ラーニング」とは

中央教育審議会が検討する学習指導要領の全面改訂の目玉のひとつが「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる学習・指導方法の導入です。ここでは「アクティブ・ラーニング」とは何か、授業がどのように変化していくのかをご紹介します。

「アクティブ・ラーニング」とは?

ねぇ、マスター。「アクティブ・ラーニング」ってなに?

あら理恵さん、いきなりどうしたの。

この前テレビを見ていたらニュースでやっていたのよ。今後は「アクティブ・ラーニング」が主流になるとかなんとか。

次の学習指導要領の改訂の目玉ですからね、注目を集めていると思います。

そうそう、そんなことを聞いたわ。でもちょっと理解できなくて。

そうですね、「アクティブ・ラーニング」とは、日本語に訳すと「能動的学習」となるのですが、その名の通り生徒さんが主体的に問題を発見し、答えを見つけていくような学習方法のことを指します。

んー、それはたとえばディベート(討論)とか、グループワークみたいなもののことなのかしら?

その通りです、理恵さん。仰る通りディベートやグループワークは代表的なアクティブ・ラーニング手法のひとつです。

授業でそういったことが行われるようになるっていうこと?

えぇ、これまで講義型の授業が中心だったものを、より生徒さんが主体的に参加できるようなものにしていこう、というものですね。

なるほどねぇ、でもそう簡単に授業のやり方なんて変えられるのかしら?

そうですね、簡単ではないでしょう。でも、「アクティブ・ラーニング」はすでに取り組まれているんですよ?

えっ、そうなの?

あー、わかった。理科の実験とか、そういうことね?

えぇ、その通りです。

確かに、理科の実験の授業って、いつもより主体的に取り組んでいた気がするわ。

なんだか、今日の京子さん、すごく冴えているわっ!

 

「アクティブ・ラーニング」のメリットとは?

能動的学習って言われれば、なんかよさそうな気はするけど、実際にはどんなメリットがあるのかしら?

やはり理解度の違いが一番大きいでしょうね。例えばコーヒーの淹れ方についても、自分で本を読んで学ぶのと、私が京子さんに座学形式で教えることと、横で私がつきながら、京子さんに実際にコーヒーを淹れてもらうのだと、理解度はきっと違いますよね?

確かに、最後のが一番理解は早いですよね。コーヒーの淹れ方なんて、いくら知識を詰め込んでも、やってみないとわからないし。

えぇ、まさにその「やってみないとわからない」ことを実践するというのが、アクティブ・ラーニングの最大の特徴と言えるかもしれません。

そうか、講義を聞いて知識を入れただけだと本当に理解できているかわからないけれど、実際にディベートやグループディスカッションなどで知識を使う場があれば、自分がどれだけ理解できているかもわかりそうですもんね。

はい、ですから、もし活発にディスカッションが生まれたりすれば、それはその知識を深く理解するのに大きな助けになるでしょうね。

なるほどねぇ。でもそんなにうまくディスカッションが生まれたりするのかしらね?

過去のアクティブ・ラーニングのうまく行かなかった事例をみていくと、基本知識が足りなくて議論が進まなかったというケースが多いようです(※)。逆に言えば、先生も生徒もしっかりと準備して臨めば、議論もはずむのではないでしょうか。

なるほどね。どこまで行っても、やっぱり基本が大事なのね。

そうですね。学ぶ楽しさを知って、生徒さんの主体性を引き出していくには、基本知識も大切ということだと思います。

 

※参照:『アクティブラーニング失敗事例ハンドブック』(名古屋商科大学、2015年)。 

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