夏休みは苦手を克服するチャンス!

保護者

中学3年生の夏休みは、本格的な受験勉強が中心になると聞いたことがありますが、受験勉強といってもなにから始めたらいいのかよくわかりません。夏休みにはどんなふうに、どれくらい勉強すればいいんでしょうか?

保護者

高校受験では、中学校3年間に学校で習ったことが出題範囲になると考えていいんでしたよね。

教室長

基本的にはおっしゃるとおりです。すでにかなり学習が進んでいるお子さんもいるかもしれませんが、受験生の夏休みは中学1年生、2年生の総復習と、苦手な分野の克服を学習の主な目的にするのがセオリーと言われています。応用力をつけるためにも、基礎力は欠かせません。

保護者

なるほど、基本は中学1年生から習った内容の復習なのですね。具体的にはどんな勉強をすればいいんですか

教室長

過去の定期テストやプリントを見直したり、5教科の復習ができる問題集を一通り解いたりすることから始めてみましょう。そのなかで、よく間違えるところや不得手な分野を意識しながら取り組むことがポイントになります。

保護者

復習をすることで苦手な分野を探していくんですね。

教室長

そうです。苦手な分野を確認したら、その分野を重点的に復習しましょう。夏休みは部活動も引退し、学校の授業も進まないので、多くの時間を受験勉強に使える期間です。夏休みの約40日間は、苦手を克服して周囲に差をつけるチャンスと考えて勉強してほしいですね。

限られた夏休み、効率良く苦手を克服するなら、個別指導塾もおすすめですよ。

保護者

では、1日に何時間くらい勉強したほうがいいという目安はありますか?

教室長

中学1年生から3年生の1学期までを復習するのは時間がかかります。一般的に、塾で勉強している時間も含めて、1日8時間を目安に勉強時間を確保すべきと言われることが多いですよ。夏休みを上手に生かせば、塾の半年分に匹敵する学習効果が得られるので、ぜひここは勝負の時期と認識してほしいですね。

5教科のうち取り組むべき優先順位は?

保護者

高校受験では英語と数学の復習を優先的に進めたほうがよいと聞いたことがありますが、それはどうしてですか?

教室長

はい。英語と数学はいわゆる「積み上げ式」の科目だからです。単元に苦手を残してしまうと、その次の単元でもつまずいてしまうため、苦手を克服するためにさかのぼって連鎖的な復習をする必要が出てきます。英語と数学は、特に苦手の克服に時間がかかるため、遅れを取り戻すのに苦労する生徒さんが多いんです。

保護者

なるほど。つまり、どの単元でつまずいたのか確認できれば、苦手を克服できるということでしょうか?

教室長

はい。できなくなったところまで一度戻り、そこから順を追って復習できれば問題ないですよ。英語と数学は苦手意識をもっている生徒さんが多いですが、中学校で習う範囲に関しては、向き・不向きといったことではありません。時間はそれなりにかかりますが、正しい勉強法で取り組めば克服できることがほとんどです。

保護者

反対に理科、社会は勉強した分だけすぐに得点に反映される教科だと聞いたことがあります。理科、社会はどんなふうに勉強すればいいんでしょうか?

教室長

理科、社会は演習をして、知識を問題の中で生かしていく練習に力を入れていただきたいですね。基本的な問題集をくり返し解くことで基礎を固めていってください。

 

 

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夏休みの学習計画の立て方

保護者

夏休みにやっておかなければいけない受験勉強がイメージできてきた気がします。効率よく勉強するには計画を立てたいところですが、計画を立てるコツはありますか?

教室長

はい。総復習のためには教科書の内容を読み直しながら、基本的な内容の例題をくり返し解くことが必要です。それをふまえて、まず各教科のやることリストや、重点的に復習したい苦手分野のリストをつくり、夏休みのうちに学習したい内容と項目を明確にしましょう。夏休みは早めに計画を立ててください。夏休みの計画の立て方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

効率の良いお子さまだけの学習計画(合格プラン)を組み立ててくれる学習塾もあります。

保護者

勉強時間は1日8時間が目安というお話もありましたが、時間を確保するコツなどありますか?

教室長

さきほど、私もサラッと1日8時間と言ってしまいましたが、これは大人の視点ですね。中学生が8時間の勉強時間を確保するのはなかなか大変です。ですので、まずは1日のスケジュールを考えていきましょう。食事、入浴、睡眠などを除き、勉強する時間を午前に3時間、午後に2時間、夜2時間などと決めてみてください。学校の時間割のように何時から何時までと決めて表に書き起こしておくと、お子さんも「勉強する時間だ」と毎日机に向かいやすくなるでしょう。

保護者

最初にお話があった、やることリストはどのように進めればいいですか?

教室長

はい。学習したいことのリストは、1日に確保できる学習時間も念頭に入れて、夏休みの期間内で数日から1週間くらいの単位で大まかに振り分けておきます。予定が多少ズレても修正が効くように、予備日を設けるなど無理のない計画にすることが大切です。

保護者

うちは毎年、夏休みに家族旅行に行っているのですが、中学3年生の夏休みは旅行をひかえたほうがいいでしょうか。

教室長

そんなことはありませんよ。あまりに長期間の旅行となると心配ですが、時には勉強しない日を設定してリフレッシュするのも大切なことです。メリハリを大事にして予定を組みましょう。

保護者

うちの子はずっと部活動に打ち込んできたので、保護者から見ると学習習慣が身についていないように感じています。夏休みに自分で勉強できるか心配です。

教室長

なるほど。各教科の勉強方法に自信がない、コツコツ勉強するのが苦手というお子さんの場合は、塾の夏期講習の受講を検討するのもよいと思います。個別指導塾では、お子さんの学習状況や志望校に合った勉強方法を提案してくれますし、地域の受験情報に詳しいので、受験のことをいろいろ相談できるのもうれしいポイントです。とにかく夏は大きなチャンスです。あらかじめよく計画をして、未来に向かって前進できる機会を作っていきたいですね。

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