勉強法

緊張の英語面接!英検「二次試験」を突破するコツ

緊張の英語面接!英検「二次試験」を突破するコツ
英検(実用英語技能検定)の4・5級は一次試験のみ(リスニング、リーディング)ですが、1~3級は一次試験(リスニング、リーディング、ライティング)に加え、面接での二次試験(スピーキング)を突破する必要があります。英語の面接ですから、緊張するのが当たり前。せっかく英語の力があっても、緊張して頭が真っ白に…なんてことにならないよう、まずは「二次試験」の流れを知って、心構えをすることから始めましょう。

「二次試験」突破のコツ1:大まかな流れや時間・出題傾向を知っておこう

うちの娘が英検3級を目指しているんですけど、3級以上は一次試験に合格した後、二次試験でスピーキングの面接があると聞いて…。緊張しやすい子なので、英語で面接となるともう、心配で。

日本語の面接だって緊張するのにね!英語だったらなおさらよね。

二次試験がどんなふうに実施されるのか、事前に予習しておくだけで、心の余裕が違いますよ。

まず、どういう流れで進むのですか?

受験する級によって二次試験の時間やテーマ内容、質問数は異なりますが、大まかな流れとしては下記のようになります。

●二次試験の流れ
入室

「面接カード」を面接委員に渡す

氏名と受験級を確認し、簡単に挨拶
↓ 
「問題カード」を受け取り、指示に従って黙読

指示に従って音読

問題カードの内容について質問

受験者自身の意見などについて質問

「問題カード」を面接委員に返す

退室 

問題カードの内容って、どんなものなんでしょう…?

受験する級が上がる分、題材となるテーマも身近なものから、より社会性の高い分野のものに変わります。日本英語検定協会のWebサイトで紹介されている級ごとの試験内容詳細は、下記のとおりです。

●3級
30語程度のパッセージを読み、パッセージの内容・イラスト中の人物の行動や状況について質問に答える。最後に、日常生活の身近な事柄についての質問に答える。
*過去の出題テーマ例:携帯電話、冬のスポーツ、四季について等
*レベル:中学卒業程度

●準2級
50語程度のパッセージを読み、パッセージの内容・イラスト中の人物の行動や状況について質問に答える。最後に、日常生活の身近な事柄についての質問に答える。
*過去の出題テーマ例:ボランティアガイド、食品フェア、映画祭について等
*レベル:高校中級程度

●2級
60語程度のパッセージを読み、パッセージの内容について質問に答え、イラストの展開を説明。ある事象・意見について自分の意見などを述べ、最後に日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる。
*過去の出題テーマ例:環境にやさしい素材、ペット産業、サプリメントについて等
*レベル:高校卒業程度

●準1級
面接委員と簡単な日常会話を行ったあと、4コマのイラストの展開を説明。イラストの内容・カードのトピックに関連した質問に答える。最後に、カードのトピックにやや関連した、社会性のある内容についての質問に答える。
*過去の出題テーマ例:在宅勤務、レストランでの喫煙、チャイルドシートについて等
*レベル:大学中級程度

「二次試験」突破のコツ2:英語でシンプルに「表現する」「伝える」練習を! 

ちなみに…面接委員とはすべて英語でやり取りするんですよね?

そうです。気をつけておきたいのは、「日本語の感覚そのままに話そうとしない」ということですね。「英単語を知らないから思い通りに説明できない」とパニックになってしまったり、言葉が出ないまま面接時間が終了…となってしまったりすることもあるからです。

どんなことを心がけておくといいでしょうか…?

日本語の文章をそのまま英語に直して説明しようとするのではなく、「知っている英単語を使って、シンプルに表現する・伝える」練習が大事です。 

過去問などで練習しておくのもよさそうね。 

日本英語検定協会のWebサイトに、各級ごとに問題と解答のサンプルも掲載されていますよ。入室から退室までの流れをアニメーションでイメージできるコンテンツもあるので、活用してみてください。質問を聞き返すときの言葉など、いくつか知っておくと便利なフレーズもありますので、必要なものは丸ごと暗記して臨みましょう。

「二次試験突破」のコツ3:不合格でも1年間は一次試験免除可能。免除期間に再チャレンジを! 

もし、がんばって対策しても二次試験に不合格だった時は、娘にどんなふうに声をかけてあげたらいいのかな…なんて、受ける前からそんな心配していたら、ダメなんでしょうけど…。

親としては、そういうことも考えちゃうわよね。

二次試験に不合格だった場合、次回以降の申し込み時に一次試験免除の申請をすれば、二次試験から受けることができるんですよ。免除可能な期間は1年間です(例:2017年度第2回検定の一次試験合格者は2018年度第2回検定まで一次試験免除申請の資格あり)。

二次試験に不合格だったから一からやり直し…ではないのですね!一次試験免除可能な期間中に再チャレンジしようって励ますことができますね。

二次試験に再チャレンジする際は、前回不合格だった時の試験内容を振り返ることが大切です。大きな声で抑揚をつけて発音できていたか、質問をしっかり聞き取ることができていたか、質問に対する答えの内容や使用する単語、文法にあいまいなところがなかったか…など、「もっとこうすればよかった」と思う部分を整理して、その部分を意識して強化しましょう。

やっぱり、二次試験に合格するって相当難しいものなのかしら?

実は、二次試験というのは一次試験よりも合格率が高いんですよ。一次試験の難関を乗り越えた人であれば、二次試験の合格の確度は高いのです。ですから、「二次試験はきちんと実力を発揮することができれば突破できるはず」と自信を持つことが大切です。合格のコツはリラックスしてのぞむこと、シンプルに英語で伝えることですね。

リラックス&シンプルがキーワードですね!

英検の出題形式は、高校受験や大学のセンター試験の内容と共通する点が多く、英検対策をすることが入試対策にもなる、というメリットもあるんです。たとえば、センター試験のリスニングテストには、会話や文章を聞いて質問に答える形式があります。2020年度(2021年度大学入試)から、現在のセンター試験は「大学入学共通テスト」に変わりますが、従来の「聞く」「読む」ことに加え、「話す」「書く」力も加えた4技能が課されるので、英検の二次対策で必要となる「話す」力はますます重要となっていくでしょう。

なるほど。そう考えると、英検に取り組むモチベーションもさらに上がりますね。

それに、学習レベルに応じて細かく級が設定されているから、次の目標を持ちやすくていいわよね。

そうですね。ただし、独学でやみくもに学習していると、なかなか結果につながらず、英語への苦手意識だけが強くなってしまうことも。1人ひとりの「伸ばしどころ」「注意すべきポイント」を把握した個別指導で対策するのがオススメですよ。

参照
公益財団法人 日本英語検定協会 Webサイト
http://www.eiken.or.jp/