旅の過程にこそ価値がある -スティーブ・ジョブズ

保護者

今朝息子たちの部屋を掃除していたら、好きなミュージシャンの歌詞が壁に貼ってあって、歌詞を読んでいろいろと思うことがある年頃なんだなって思ったんです。

保護者

確かに思春期を迎えるくらいの年頃って、何かに影響を強く受けたり心の支えにしたりすることが自分にもあったかしら…。

保護者

そうですね。それが勉強の原動力にもつながるといいんですけど。

保護者

あら、それなら心に響くような名言を教えてあげたらどう?

保護者

たとえばどんなものですか?

保護者

うーん…教室長ならいい言葉を知っているはず。どうですか、教室長?

教室長

そうですね。ではスティーブ・ジョブズの言葉で、「旅の過程にこそ価値がある」はどうでしょうか?

保護者

一見、あまり勉強に関係ないような気がするけど…彼に憧れている人ってたくさんいますよね。

教室長

彼は言わずと知れたApple(アップル・コンピュータ)の創始者ですが、彼のアイディアを商品にしたMacintosh(マック、マッキントシュ)やiPhone(アイフォーン)などの情報機器・通信機器は、全世界で大ヒットし、世界中の人が彼の作り出すものに夢中になりましたね。モノづくりには失敗がつきものですが、彼は完成したものにももちろん価値はあるが、その前にある“悩んだり失敗したりする過程がとても重要”だといっているんです。

保護者

勉強にも必ず山や谷があって一筋縄ではいかないことがたくさんありますからね。もちろん結果は大切だけど、それ以上の勉強で得られるものが、後の成功にもつながっていくということでしょうか。

保護者

なるほど…。名言ってその人の生き方を表す言葉のようで、とても心が動かされる気がするわね。

教室長

この言葉は彼の人生そのものを表しているのではないかと思います。短い言葉にも深い意味があって、ハッと気づくことがあったり、やる気が起こったりするでしょう?それが名言の力です。

一方は「これで十分だ」と考えるが、もう一方は「まだ足りないかもしれない」と考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。 ―松下幸之助

保護者

じゃあ、テスト前にかけてあげるならどんな言葉がいいかしら?

教室長

私なら松下幸之助の「一方は『これで十分だ』と考えるが、もう一方は『まだ足りないかもしれない』と考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む」をおくりますね。

保護者

松下幸之助といえば、パナソニックの創始者ですね。

教室長

彼は『経営の神様』と言われていますが、それ以上に80歳まで現役を貫いた努力家でした。

保護者

へぇ~!80歳まで!

教室長

彼は家庭の事情により、子どもの頃から働きに出ていたそうです。しかし、くじけることなく、18歳の時もう一度商工学校へ入学。その後エレクトロニクス事業へ足を踏み入れていきますが、数々の困難を彼独自のやり方で切り抜け、今日のパナソニックを一代で築きあげました。子どもの頃から苦労をしていたにもかかわらず、やり方や考え方次第でこんなにも大きな結果を残したすばらしい例ではないでしょうか。

保護者

ちょっとしたことがあとで大きな差につながると思うと、無駄な時間ってない気がしますね。

 

 

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結果が出ない時どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる ―イチロー

保護者

勉強でも前に進めなかったり、テストの結果が思わしくなかったときはどうしても落ち込んじゃいますよね。

保護者

そりゃ前を向いてばかりいられないときだってあるわよ。

教室長

そうですね。思うように前に進めない時には、イチロー選手の「結果が出ないときどういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる」という言葉もいいですね。

保護者

イチローって野球選手のですか?

教室長

そうです。イチロー選手はメジャーリーガーとして世界的にも有名ですよね。彼がみんなを魅了するのには、技術ももちろんですが、そのスポーツに対する真摯な姿勢にあります。

保護者

スポーツ選手ってだけでも人並み以上の努力家なのに、そんなにすごいんですね。

教室長

小さい時から将来の夢をプロ野球選手と掲げて、小学3年生の時、すでに1年のうち360日を練習に費やすほど練習熱心な子だったとか。高校時代の寮生活では毎朝3時に起きて、仲間が寝ている間にトレーニングしていたんです。今でも常によい成績を残すためにトレーニングから普段の生活まで最善の努力を惜しまないと著書に書かれていました。

保護者

それだけやっても結果が出ない時があるのか不思議だけど、子どもの頃からの確固たる目標が今でも努力の原動力になっているんですね。

教室長

勉強にたとえると、問題で壁にぶち当たったときは、もう一度過去の問題を解き直してみる。初めに立ち返って何が問題なのかチェックしてみる。初心忘れるべからず…それが成功への糸口だと、この言葉を聞いて思いましたね。

保護者

つまずいた時こそ成長のチャンスということですね。

保護者

さすがイチロー選手ね!頭の下がるような努力の末に輝かしい実績を残した人の言葉だけに、とても重みを感じるわ。

保護者

言葉の力ってすごいわ。言葉ひとつで、困難に立ち向かう勇気が湧いてきたり、行動の意味づけができたりするものね。