疑問文にはいろいろ種類がある!

保護者

どうもうちの子、疑問文がニガテみたいなんですよね。

教室長

複雑ですよね。

疑問文にも種類がありますからね。バラバラに習いますが、一度疑問文をまとめて確認しておくとわかりやすくなりますよ。

保護者

疑問文の種類って、どんな疑問文があるんですか?

教室長

まずは、大きく2つに分けられますね。Yes/Noで答えられるか、答えられないか、です。

保護者

「はい」か「いいえ」で答えられるかどうかですね。

教室長

「これはコップですか」と聞かれれば「はい」か「いいえ」で答えられますが、「これは何ですか」と聞かれると、「それは〜です」と返さなければいけませんよね。

保護者

全然違いますね。

教室長

Yes/Noで答えられる疑問文には、be動詞の文や一般動詞の文があるほか、助動詞”can”や”will”を使った疑問文や、「〜ですよね?」と確認するような付加疑問文など、実はけっこうたくさんあります。特に一般動詞の文は複雑なので、しっかり確認してできるようになりたいところです。

be動詞・一般動詞のYes/No疑問文をつくってみよう!

教室長

まずは、Yes/No疑問文のつくり方と答え方ですね。今回は、be動詞と一般動詞の文だけにしましょう。be動詞のYes/No疑問文はとても簡単で、文頭に出せばつくることができます。

保護者

それだけですか?

教室長

ええ。現在形でも過去形でも進行形でも受け身でも、be動詞の文ならbe動詞を前に出せばいいのですよ。

“You are a student.”「あなたは生徒です」

“Are you a student?”「あなたは生徒ですか」
 ↑be動詞を前に出す   ↑クエスチョンマークにする

 

答え方は、≪Yes,+主語+be動詞.≫または≪No,+主語+be動詞+not.≫です。主語は「〜は」に当たる言葉ですね。

保護者

じゃあ、さっきの例だと、”Yes, I am.”でいいですか?

教室長

はい、そうです。いいえのときは”No, I am not.”と答えます。実はこの<主語>の部分が≪代名詞≫を使うので少しだけ面倒なのですが、今回はとりあえず置いておきましょう。次は、一般動詞のYes/No疑問文です。

保護者

一般動詞はつくり方が違うんですか?

教室長

一般動詞は、be動詞のように文頭に出すことはできないんですよ。自分が出られないので、助動詞のDoを使って、代わりに前に出てもらうんです。

“You play soccer.”
「あなたはサッカーをします」

“Do you play soccer?”
「あなたはサッカーをしますか」

保護者

Doが文頭に追加されるんですね。

教室長

基本は同じですが、主語が三人称単数で現在形の文だと…

“He plays soccer.”
「彼はサッカーをします」

“Does he play soccer?”
「彼はサッカーをしますか」

保護者

あれ?Doじゃないんですね。

教室長

主語が三人称単数、つまり私でもあなたでもない1人または1つが主語の場合には、一般動詞にsをつける決まりがあるんですよ。そして、そのsを助動詞のDoに適用して、DoがDoesになるわけです。

保護者

あ、だから疑問文にするとplaysがplayになるんですね。

教室長

同じように、過去形の時にもDoを過去形にして、一般動詞は原形に戻るんですよ。

“She played soccer.”
「彼女はサッカーをしました」

“Did she play soccer?”
「彼女はサッカーをしますか」

 

保護者

本当ですね。played(過去形)がplay(原形)になっています。

教室長

答え方は同じで、≪Yes,+主語+do.≫または≪No,+主語+do+not.≫です。

“Yes, I do./No, I do not.”

“Yes, he does./No, he does not.”

“Yes, she did./No, she did not.”

5W1Hの疑問詞を知ろう

教室長

あとよく使うのは、「5W1H」と呼ばれる疑問詞を使った疑問文ですね。

保護者

5W1H、ですか?

教室長

Who・What・When・Where・Why・Howの6つの疑問詞のことです。それぞれ、「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」、そして「どれくらい・どうやって」に相当します。これらの疑問詞を使うと、Yes/Noでは答えられません。

保護者

確かに。

教室長

疑問文の作り方は簡単で、疑問詞を文頭に置いて、その後はYes/No疑問文の時と同じ語順にすれば完成です。

“She studied English.”
「彼女は英語を勉強しました」

“Did she study English?”
「彼女は英語を勉強しましたか」

“When did she study English?”
「彼女はいつ英語を勉強しましたか」

保護者

疑問詞がつく以外は Yes/No疑問文と同じですね。

教室長

ただ、Whoのように疑問詞が主語になる場合もあります。

「誰がこの写真を撮ったのですか」
“Who took this picture?”

保護者

あら?一般動詞の疑問文なのに、doがないんですね。

教室長

そうなんです。Whoが主語「〜が」になる場合には≪Who+動詞〜?≫になります。

保護者

なるほど。疑問詞が主語になる場合には、≪Who+動詞〜?≫になるんですね!