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子どもの自信とやる気を伸ばす、上手なほめ方とは?

子どもの自信とやる気を伸ばす、上手なほめ方とは?
「ほめて伸ばす」ことの大切さは、子育てや教育の世界では常識になってきました。でも、ほめることは意外と難しいもの。今回はお子さんを伸ばすほめ方について考えてみましょう。

ほめて伸ばす教育にはメリットがいっぱい!

あの、マスター。「お子さんをほめて育てるとよい」と聞いて実践するようにしているんですが、これがなかなか難しくて。

「ほめ育て」は育児や教育の世界ではかなり一般的な言葉になってきましたね。ほめることには大きく分けて4つのメリットがあると言われています。1つ目は、「やればできる」と自信がつくこと。2つ目は、「自分は価値ある人間だ」という自己肯定感が育つこと。3つ目は、「また次もがんばろう」「もっとやりたい」と意欲が出ること。4つ目は、「いつも自分のことを保護者は見てくれている」という安心感や保護者への信頼感が育つこと。どれも大切なことですね。

はい。ほめられれば大人でもうれしいですし、やる気にもなります。だから、ほめることが大事なのはわかるのですが、実際にほめようと思うと「ほめ方」がわからなくて。どんなときに、どんなふうにほめるのがいいんでしょうか?

ほめることを難しく考え過ぎてしまっているのかもしれませんね。「ほめなくちゃ」と意識しないで、お子さんががんばったときや、上手にできたときに、素直に「よくやったね」とほめてあげればよいと思います。 

お子さんの「よいところノート」をつけてみる

確かに、「ほめなくちゃ」と意識し過ぎていたところもあるかもしれません。実は、なにをほめたらいいか悩んでしまうこともあるんです。そういうときはどうしたらいいんでしょうか。

なるほど。もしかしたら、その原因は優子さん自身が「ほめ慣れていない」ことかもしれません。

確かに、よいところよりも、できていないところやダメなところに目がいってしまいがちで、注意のほうが多くなってしまっています。

長所より短所のほうがどうしても目立ちますからね。それでは、お子さんの「長所を見つける訓練」をしてみませんか?

それはどんな訓練ですか?

まずは、お子さんの様子をよく観察することからはじめましょう。お子さんが満足した笑顔をしたときは、ほめる絶好のタイミングです。お子さんの表情を見逃さないようにするだけでも変化があると思います。また、「休まずに学校や部活動に行っている」「きょうだいげんかをしなかった」「部屋の片づけができた」など、なにげない日常のなかで「えらいな」と思うことを探してみてください。

そんなささいなことでもよいのですか?

ささいなことで大丈夫です。むしろ、ささいなことをどんどんほめていきましょう。たとえば1等賞をとったり、なにか難しいことを成し遂げたり、そういう「大きなすごいこと」をしたときはだれもがほめますよね。これは本人にとって、言ってみれば「ほめられてあたり前」のことなんです。それに対して、さきほど挙げたような「小さなよいこと」は周囲も見落としがちで、本人も気づいていない場合があります。そこに目を向けてほめてあげてください。お子さんの心にもきっと響くと思いますよ。

はい!

お子さんのよいところが見つかったら、それをノートに書き出しましょう。手帳やカレンダーに、見つけた「よいところ」を毎日書いていくと「今日はたくさんほめポイントが見つかった」や「明日はもっといっぱい見つけよう」といったモチベーションにつながります。お子さんのよいところを探すだけでなく、お子さんに保護者のよいところを見つけてもらい、親子でお互いの「よいところノート」を見せ合うのもよいですね。

わあ、それは素敵な考えですね!会話のきっかけにもなりそうです。 

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お子さんを伸ばすほめ方を練習しよう

ほめポイントが見つかったら、どんどんほめていきましょう。せっかくほめるなら、上手にほめたいですね。

ほめ方にもよい、わるいがあるんですか?

はい。「お子さんを伸ばすほめ方」と「お子さんが伸びないほめ方」があります。お子さんが伸びないほめ方の例としては、次のようなものがあります。
●なんでも、ほめる
●うわべだけほめる
●おだてて、言うことを聞かせようとする
●保護者の意に沿うときだけほめる
●ほめたりほめなかったりのムラがある
●ほかのお子さんとの比較でほめる
●結果だけをほめる
●大げさにほめる
●ほめているふりをしてけなす

なるほど。確かに、心のこもっていないほめ言葉は、逆に傷つけてしまうかもしれません。ほめることがよくないこともあるんですね。

そのとおりです。逆に、お子さんの心に響く上手なほめ方のポイントには、次のようなものがあります。
●心からほめる、声に出してほめる
●言葉だけでなく、抱きしめたり頭をなでたりなど行動でもほめる
●うまくできたとき、その場でほめる
●プロセスをほめる
●どこがよかったか具体的にほめる
●失敗したときや、結果がわるかったときは次につながる声掛けをする

ありがとうございます。今日から心がけてみます!

お子さんが「保護者の期待に応えるためにがんばらないといけない!」と気負ったりすることなく、自然体で受け止められるほめ方を目指したいですね。ぜひがんばってください。