有意義な長期休みを過ごす5つのコツ【実例付き】

この記事にたどりついた保護者さまは、休日にダラダラと過ごしているお子さまの過ごし方を見て、きっと心配していらっしゃるのではないでしょうか。
それもそのはずで、中学生・高校生のお子さまの長期休みの過ごし方は、学校に通っている普段の日と同じくらい大切なのです。

まずは、長期休みを有意義に過ごすためのコツを5つご紹介します。

 

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①起きる時間・寝る時間を一定にする

 

学校のある日であれば同じ時間に寝起きしているお子さまも、休日の前の日や次の日に予定がないときはつい夜更かしをしてしまいがち。
しかし、充実した長期休みを過ごすためには、まず生活リズムを整えることが大切です。

例えば、学校のある日には朝7時に起きているなら、長期休み期間中も7時に、遅くても9時くらいまでの間には起きるようにします。
毎日できるだけ同じ時間に起き、寝るようにすることで、生活リズムを整えられると同時に、メンタル面でも健康的に過ごすことができるのです。

 

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②勉強する日や時間を分割する

勉強に限らず、物事を継続するためにはメリハリが大切です。
好きなことをして過ごしてOKな「自由時間」を意識的に設けることで、ダラダラと過ごしがちな長期休みでもスイッチの切り替えをしやすくなります。

例えば、部活がない休日の午前中を、勉強時間として活用してみてはいかがでしょうか。
午後は友だちや家族とのお出かけなど予定が入りやすいですが、午前中は意外と予定が入らないもの。
特に、夏場は正午をまわると気温が高くなり、集中力が落ちてしまう場合もあるので、午前のうちに勉強を済ませておけるとベストです。

そして、午前中を勉強時間とした場合、午後は「自由時間」に。ゲームや漫画、お出かけなど、お子さまが好きなことをできる時間を確保して、メリハリを意識してみると良いでしょう。
この場合、お子さまが好きなことをする時間の前に勉強時間を設けるようにアドバイスすると良いでしょう。

また、受験生のお子さまがいらっしゃる場合には、1週間のうち6日はたっぷり勉強する日として、勉強が予定通りに進んだら残り1日は自由時間がたっぷりある日にする、という分け方も良いでしょう。

では、お子さまに勉強時間と自由時間とのメリハリをつけてもらうには、どのようにしたらいいのでしょうか?
次のコツ③以降で、そのポイントをご紹介していきます。

 

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③集中して勉強できる環境をつくる

ご自宅のなかに、お子さまが集中して勉強できるスペースを用意してあげましょう。
なるべくテレビの音が聞こえない場所や、兄弟姉妹・家族の出入りが少ない場所がおすすめです。

なかには「勉強スペースをどのように作っていけばいいか分からない……」という保護者さまもいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、他のご家庭が実践している「やる気が出る勉強机」の実例をチェックしてみてはいかがでしょうか。ご自宅で活かせるヒントが見つかるはずです。

 

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また、ご自宅で勉強に集中する環境を作るための方法として、日本全国の学生たちとネット上でつながりながら自習に取り組むことができる「オンライン自習室」というサービスを活用してみるのもいいかも

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④勉強の意義・目的を再確認する

長期休みにお子さまがついダラダラ過ごしてしまうのは「お子さまの将来の目標がはっきりしていないから」という可能性も考えられます。
「うちの子はまだ1年生・2年生だから早いのでは……?」とお思いかもしれませんが、将来について考え始めるのに「早すぎる」ということはありません。
まずは、お子さまがいま興味を持っていることや、将来つきたいと思っている職業について話してみてはいかがでしょうか?

そこからたどっていくと、
「●●という職業につきたいなら、この高校や大学に進むと、可能性が広がるよ」
「その学校に入るには、こんなことができているといいよね」
というように、勉強する目的や目の前の勉強と将来の目標とのつながりを、お子さま自身が理解できるようになります。
勉強の意義や目的が確認できると、学習に取り組む姿勢も変わるので、長期休みの過ごし方にも変化が出てくるかもしれません。

 

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⑤やるべきことと期限を明確にする

勉強へのモチベーションを高めて維持していくためには、勉強スケジュールを立てることも大切です。「いつまで」に「何をやるか」をはっきりさせることで、いまやることが整理され、勉強に取り組みやすくなります。

タイムマネジメント・コーチの滝井いづみさんによると、勉強スケジュールを立てるときには次の3つのステップで考えていくと良いのだそうです。

① やるべきことを書き出す
② 使える時間を書き出す
③ いつ何をやるか決める

詳しいポイントや計画を立てるときの注意点は「中高生にもできる時間管理術 時間を上手く使って、勉強もやりたいこともパフォーマンスアップ!」の記事でご紹介しています。お子さまと一緒に、ぜひチェックしてみてくださいね。

もし、お子さまや保護者さまだけで勉強スケジュールを立てるのが難しいと感じるようなら、学校の先生や学習塾に相談してみるのも一つの手です。
特に、お子さま一人ひとりに講師の目が行き届きやすい個別指導塾であれば、お子さまの性格や状況に合わせた学習スケジュールを組んでもらうことも可能です。

 

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【タイプ別】お子さまが休日に勉強しないときの対処法

長期休みの期間中、勉強をせずにゲームや漫画、スマホいじりばかりしているお子さまに、ついつい見かねて「勉強しなさい!」と叱ったことのある保護者さまも多いのではないでしょうか。
しかし、声をかけてもなかなか思うように動いてくれず、むしろ反抗されたりしてはイライラしてしまいますよね……。
勉強のことをお子さまに毎日ガミガミ言うのにも、嫌気が差してしまうのではないかと思います。

お子さまが長期休みに勉強しない・勉強から遠ざかってしまう理由は大きくわけて4つあります。

 

●やる気がないわけではない
 1. 勉強の仕方がわからない
 2. やりたいことが他にある(勉強の目標が曖昧)
●やる気がない
 3. 自分にはできないと思っている
 4. やっても意味がないと思っている

 

ここからは、長期休みにお子さまが勉強から遠ざかってしまう理由とその対処法を、お子さまの状況から紐解いていきます。

 

①勉強が苦手でネガティブな印象を持っている

最近のお子さまの様子を思い出してみてください。
「定期試験の結果や成績を見せてほしい」とお子さまに伝えたとき、渋るような態度・表情をお子さまが見せていなかったでしょうか。

勉強が苦手だと感じているお子さまは、勉強に対してポジティブなイメージを持てていないために、どうしても勉強を避けてしまいがちです。
この場合、自分にはできない、やっても意味がないと思っていることが勉強しない理由として考えられます。

このようなお子さまには、小さな成功体験を積み上げていきながら「勉強は楽しいものなのだ」というイメージを持ってもらうことが、勉強のモチベーションをあげるための第一歩になります。
学校で配布された問題集やAI教材などを活用して、お子さまがすでに理解している単元まで戻って学習を始めるように、声をかけてみてはいかがでしょうか。

 

勉強が大切なのは分かっているが、行動が伴わない

「平日も長期休みも、勉強を全くしないわけではない。けれども、長く続かなかったり、すぐ他のものに興味が移ったりしてしまう……」
このような場合、やりたいことが他にあったり、勉強の目標が曖昧だったりすることが、勉強しない理由として考えられます。

お子さまは、保護者さまや学校の先生の言葉を理解して、将来の目標のために勉強が大切であるということは理解しているはず。しかし、その気持ちが実際の行動に現れていないケースが多いです。
いろいろな教科の勉強に手を付けてはみるものの、勉強のゴールが明確になっていないために、どの教科をどの程度まで勉強すれば良いのか分からず、途中で勉強をやめてしまうのです。

このような場合には、勉強目標を決めて1つの教科を集中的に勉強するのがおすすめの対処法です。
いきなりすべての教科の成績をあげようとすると、お子さまはやる気を失ってしまう可能性があります。1教科に絞ることで「これならできるかも」という希望をお子さまに持ってもらうことができますし、複数の科目を並行して取り組むより学習成果も出やすいため、達成感を味わってもらうこともできます。
勉強目標は、「次の定期テストの英語の成績を20点アップさせる」のように、比較的時期の近いゴールを設定してみましょう。

 

 

③なかなか勉強の結果が出ない

このタイプのお子さまは、休日にダラダラ過ごしているというわけではなく、一定の勉強時間を確保しているのではないかと思います。

それでもなかなか結果が出ない場合は、お子さまに合っていない勉強方法を取り入れてしまっている可能性があります。お子さま自身も、なかなか成績が伸びていかずにもどかしい思いをお持ちかもしれません。

このような場合は、勉強の仕方が分からない、といったことが勉強しない理由として考えられます。
そのため、いまの勉強方法を見直してみることをおすすめします。

とはいっても、「そもそもどのような勉強方法があって、どれがお子さまに合っているのか分からない……」という方もいらっしゃるかもしれません。そのようなときは、学校の先生やお近くの学習塾に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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ダラダラ・イライラの休日から卒業しませんか?

「普段は学校や部活に忙しいお子さまだからこそ、長期休みも有効活用してしっかり勉強してほしい」
そうお思いの保護者さまも多いのではないでしょうか?

しかし現実に目をやると、全然勉強しないお子さまの姿にイライラするだけでなく、お子さまを叱ってばかりの保護者さまご自身に対しても、ストレスが溜まってしまいますよね……。

勉強法にはお子さまによって向き・不向きがありますし、お子さまに向いている勉強法を見つけるのも決して簡単なことではありません。
お子さまが勉強に取り組めるように暖かい目で見守りながら、この記事でご紹介したポイントを活用して、長期休みを充実した日々に変えていきましょう。

 

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