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第1志望合格の鍵は受験までの計画づくりとモチベーション維持

第1志望合格の鍵は受験までの計画づくりとモチベーション維持
自分との闘いでもある受験勉強。明確な勉強計画を立ててもやる気を維持することはなかなか難しいものです。今回は高校受験にも役立つ、モチベーションを維持できる勉強計画の立て方をご紹介します。受験テクニックも大切ですが、受験に向けた気持ちの持っていき方、精神のバランスを最適に保つ方法などを中心にお伝えしていきたいと思います。

ゴールイメージから逆算した目標づくりが大切!

受験勉強にはやっぱりしっかりとした計画が必要ですよね。うちの子のこれまでの様子を見ていると、計画を立てたものの、そのとおりに勉強するのが難しいみたいで、すこし心配です。

計画を立てるときは、やる気に満ちているから、高すぎる目標を設定してしまったり、タイトな計画を組みがちになったりするのよね。受験勉強となると長期的な勉強計画が必要になるから、心配になるのもわかるわ。マスター、なにかよい計画の立て方はないかしら?

立てた計画どおりに勉強が進まなくなってしまうと、モチベーションを立て直すのが難しくなってしまうお子さんは多いですよ。計画倒れにならないように、自分のできる最大限の量を詰め込むのではなく、多少調子がよくなくても確実にこなせる計画を立てることが大切です。目安としては自分ができる最大限の7割から8割の分量の勉強計画くらいがいいでしょう。ただし、この計画は確実にやりきるくらいの気持ちを持って臨みたいところです。

確かに、うちの子もはりきってかなり詰め込んだ計画を立てがちかもしれません。

うちの子も定期テストなどの大きな試験を前にすると、不安から気負った計画を立ててしまっているように思います。

それならもうすこし余裕のある計画を立てられるようにアドバイスしてあげたいです。

きつめの計画を立てること自体は、目標に向かってやる気がある表れでもあるので、上手に伸ばしたいところですね。でも受験計画を立てるときは、勉強の量や方法だけに着目するのではなく、志望校への合格から逆算した計画を意識してほしいと思います。自分が行きたい学校へ行くために受験をするわけですから、いつまでにどれくらいできるようになっていないといけないのかを明確にしてみるといいですよ。

最終的な目標を山のてっぺんだとすると、今から夏休みまでに7合目、秋になったら8合目までといった感じに考えるのね。

なるほど。どうすれば合格できるのかをそのつどリアルに考えることができますね。

もちろん、志望校への合格だけが目的ではなく、自分が思い描く高校生活を手に入れることが受験勉強の本来の目的であることを忘れないでほしいわ。

そうですね。合格がゴールの勉強ではなく、新しく始まる高校生活への道であると感じられるからこそ、勉強へのモチベーションもあがるというものですね。

具体的かつ明確に、今自分がいるところを意識する勉強術

ほかにも、上手な勉強計画を立てるポイントはありますか?

漠然と「英語が苦手」、「数学が苦手」と教科として苦手を意識して勉強しようと考えるお子さんが多いでしょう。しかしよく分析をしていくと、苦手な教科のなかにも「できるところ」と「苦手なところ」があるものです。

苦手分野を細かく洗い出す、ということですか?うちの子にもやってほしいけど、ちょっと時間がかかりそうですね。

教科書の目次を利用して、得意な単元にマーカーしていく方法がおすすめです。それぞれの学年で習う単元を一覧にした図表(市販の参考書の付録)を使ってもいいと思います。

「あれもできない」、「これも苦手だ」という視点じゃなくて、「できること、得意なこと」を見つけていくことにつながるわね。

苦手意識が強いと、その不安からさらに別の苦手意識が生まれてしまうこともあります。目次にマーカーすることで、自分ができることに自信が持てたり、得意科目のの中にある定着の浅いところを明確にしたりすることができます。

なにから勉強したらいいか考えるときの目安にもなりそうですね。

できるようになった単元をマーカーで塗っていくことで、自分のがんばりが目に見えるのもいいですね。

勉強で「できること」を増やしていくと考えれば、モチベーションもキープできそうです。

勉強は目的を明確にしていくこと、そしてやるべきことを確定させて、その分量を把握すること、それが受験勉強の計画を立てるスタート地点になるんですね。

理恵さんのおっしゃるところまで行けば理想的ですね。ただし、まだ中学生では自分の状態を客観的に把握するのは難しい部分もあります。個別指導塾の学習相談や、定期的に行う面談などでは、模擬や定期テストの結果などを通じて、第三者的な視点からアドバイスしてくれると思いますので、こうした仕組みを利用してもよいと思います。

勉強計画は実践してブラッシュアップしていこう

苦手な教科や単元、自分の弱いところまで、細かく対策するべきところがわかったら、次はそれをいつまでにできるようになるか計画を立てていきましょう。計画を立てるときは、「今月中にこの単元をできるようにする」と大きな目標を決め、そのための「この週までなにをする」、「そのための1日分の課題」と細かい計画を立てることでその日にやることを意識しやすくなります。

やることを具体的に、細かく考えていくんですね。確かに、問題集をなんとなくページ単位で解いているより、やる気が出そうです。

このときに詰め込み過ぎない計画を立てるように注意してね。

そうですね。長期におよぶ受験勉強を続けるには、ペース配分が重要です。「ノルマが厳しい」と感じた場合は、確実に理解することを優先して、計画を見直すことも時には必要でしょう。

どのタイミングで計画の見直しを考えればいいのでしょう?

実際に計画どおりに勉強を続けてみて、1週間、もしくは1ヵ月ごとに振り返ってみるといいと思います。計画どおりにやってみたが、毎日に設定した量が多すぎないか、部活動で疲れてしまったり、体調が悪かったりして遅れた部分はないかなどを確認してみてください。勉強の計画だって、有名な言葉を借りれば、「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」ですよ。

計画を修正するための予備日をあらかじめ計画にいれておくといいと思うわ。立てた計画に自分を当てはめるのではなく、自分に合った計画を立てていくものと考えるといいんじゃないかしら。できることを増やしていくためのフレキシブルな対応は、スランプにおちいらないコツよ。

とりわけ受験生はできないことに注目して不安におちいりがちですが、すでにできるようになったことを確認し、さらにできることを増やすといった意識で、計画を立てていきましょう。自分の努力や成果が可視化できると自信にもつながっていくので、先に計画表などを用意し、やったことをマーカーで色づけしたりするのがおすすめです。いろいろとアレンジして自分に合った計画をつくりあげてください。