中学生にとって、勉強と同じくらい大切な部活動。部活動をしている中学生はどんな生活を送っているのでしょうか?勉強との両立も気になるところです。今回は、そんな中学生の部活動について詳しく見ていきましょう。

中学生における部活動の意義とは?

保護者

お子さんは部活動をやっているんですよね?忙しくないですか?

保護者

そうね、忙しいけどとても楽しそうにやっているわ。

保護者

お子さんの学校では部活動への参加は必須?

保護者

いえ、任意です。学校によっては必須のところもあるみたいですね。

保護者

必須の学校もあるということは、それだけ学校教育の中で部活動が重視されているということなんでしょうか。

教室長

中学生の学習指導要領では、平成20年から初めて総則の中に部活動の意義が記載されたんですよ。「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するもの」(※)であるとされています。

保護者

表現は難しいけれど、言っていることはわかるわ。部活動は社会生活に欠かせない人間関係を学ぶ場よね。

保護者

小学校の時にはなじみのなかった先輩・後輩の上下関係についても勉強できますもんね。

保護者

横のつながりも大きいですよね。最近ではSNSも流行っていますけど、やっぱり友だちと顔を合わせて何かに取り組む経験は、インターネット上の人間関係とは違う深みと重みがあると思います。

教室長

かけがえのない友だちと協力し合ってなにかを成し遂げたという達成感は、ほかではなかなか得難いことですよ。

保護者

教室長は確か陸上部のご出身でしたよね?

教室長

よく覚えていてくれましたね。部活動の仲間と切磋琢磨しながら記録を伸ばし合ったり、リレーで一緒に汗を流したりしたのはよい思い出です。

保護者

部長や副部長になったら部員をまとめるリーダーシップも身につきそうですね。

教室長

そうですね。また、試合や合宿の際には意外と事務作業もありますから、社会に出て役立つ事務処理能力も身につけられると思います。

部活動に入ると中学生も大忙し!

保護者

部活動に入ると、生活習慣も変わってきそうですね。お子さんは毎日どんな生活を送られているんですか?

保護者

朝は練習があるから5時くらいに起きて学校に行っているわ。練習で疲れた後の授業は結構つらいみたい。それで放課後も部活動があって、学校を出るのが夕方の6時くらいね。それから夕食をとってなんとか勉強して、お風呂に入って就寝。休日も同じペースで生活していて、家にいないことが多いわね。

保護者

あらあら、大人顔負けの忙しさね。

保護者

でも、休日に朝早く起きる習慣がつくのはよいことかも。あなたのお子さんは?

保護者

うちの子は部活動に入っていないので、朝は7時くらいに起きていますね。夕方も4時ごろには学校を出ているみたいです。帰宅してからはリラックスしたりゆっくりしたペースで勉強したりしています。

保護者

こうして比べてみると、やっぱり部活動をしているお子さんは勉強との両立が大変そうね。

 

 

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保護者

忙しいお子さんをどうサポートされているんですか?

保護者

そうね…栄養のある食事、お弁当をきちんと作ってあげることね。あと夜は、勉強しているかどうか、ゆっくり休めているかどうかもきちんと見てあげるようにしているわ。

保護者

お母さんも大変なのね。

保護者

特に勉強面でのサポートはなかなか手が行き届かないことも多くて、歯がゆいところもあります。

教室長

勉強面でのサポートが難しいと思われる場合には、個別指導塾に頼ってみるのも手ですよ。個別指導塾ならオーダーメイドで授業を組めるので、学びたいところだけを集中して学ぶことができ、少ない勉強時間でも効率的にしっかり勉強できます。あとは試合直前で部活動が忙しい時期には、授業回数を調整できる制度が利用できる場合もあるんですよ。

保護者

それは便利ですね!ぜひ利用してみたいです!

(※)参照URL
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/sou.htm
現行学習指導要領・生きる力(文部科学省)