オンライン授業とは?

オンライン授業のメリット・デメリット「広がる可能性とは?」-1

オンライン授業とは、インターネットを通じて行われる、最近注目を集めている授業形態です。一口にオンライン授業と言っても、いくつか種類があります。

この記事ではオンライン授業の中でも、録画した映像を各自で視聴し学習していく「オンデマンド型」と、リアルタイムで講師と生徒を繋ぎ、双方向によるコミュニケーションが行える「同時双方向型」にフォーカスを当てていきます。

現在では学習塾も続々とオンライン授業に対応しており、それぞれ特徴的なサービスを展開しています。

 

オンライン授業の4つのメリット

感染拡大を受け、一気に需要が高まったオンライン授業ですが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
オンライン授業共通のメリットと、オンデマンド型・同時双方向型ならではのメリットを深く知ることで、お子さまにはどんな学習方法が合っているか考えながら見ていきましょう。
まずは、オンデマンド型・同時方向型、共通のメリットから見ていきます。

 

共通のメリット①:時間を効率的に使える

オンライン授業のメリット・デメリット「広がる可能性とは?」-2

オンライン授業のいちばんのメリットは、「時間の節約」ができることです。
例えば通塾に毎回30分かかるなら、往復で1日1時間の時間を消費しています。
週3日通塾するなら、1週間で3時間、1ヶ月で12時間も通塾に時間を使っていることに。
その分オンライン授業なら、通塾時間を0に変えるだけでなく、消費していた時間を学習する時間に変えられ、部活との両立もしやすくなります。

 

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共通のメリット②:お子さまの安全・安心を確保できる

通塾せずに学習できるオンライン授業は、お子さまの安全や安心にも繋がります。
対面授業であれば決められた時間に通塾する必要があります。通っている塾が遠方であれば、お子さまの帰りが夜遅くなるなど、通塾中の心配事は増えてしまいます。
その点、オンライン授業であれば通塾しないため、ご家庭の方が送り迎えしなければならないこともありません。
「夜遅くなって帰りが心配……」「通塾中に事件や事故に巻き込まれたら」「忙しいから送迎が大変」といった様々な問題を解決することができます。

 

共通のメリット③:学習するチャンスを掴むことができる

オンライン授業のメリット・デメリット「広がる可能性とは?」-3

感染拡大の影響で心配される、教育格差の解消も大きなメリットの一つです。
自治体や学校では、お子さまの学習機会を失わないために、様々な工夫や努力が行われていますが、それにオンライン授業の塾やアプリをプラスで学習に取り入れることができれば、お子さまの学習チャンスを最大限に活かすことが可能です。
また、どこにいても同じ授業を受けることができるため、自分に合った先生や授業を見つけ、「面白い!」「わかりやすい!」と感じるだけで、苦手科目を興味のある得意科目に変えることもできるかもしれません。
オンライン授業を取り入れることで、場所や環境に左右されることなく、学習するチャンスを掴むことができます。

 

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共通のメリット④:感染のリスクを減らせる

オンライン授業なら感染リスクを減らすことができます。
もし感染してしまうと、しばらく自宅や病院で療養に努めることが必要となります。そのため、受験間際に感染すると、最悪の場合、受験そのものができない……という可能性も考えられます。
その点、オンライン授業なら、直接会わずに授業を受けられるため、学習機会を損なうことなく感染のリスクを抑えることができます。

 

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オンデマンド型ならではのメリット:自分のペースで勉強を進められる

共通メリット以外に、録画した映像を視聴するオンデマンド型なら、次のようなメリットもあります。

オンデマンド型のメリット
●自分で視聴する時間をコントロールしやすい
● 苦手な科目や難しい所も、何度も繰り返し視聴できる

録画した映像を好きな時に自分で視聴できるため、学校に行く前や、夕ご飯の後、就寝前など、自分が集中しやすい時間に学習でき、分からない所も繰り返し視聴できます。自分の必要な部分だけを視聴したり、早送りしながら視聴したりすることで、効率的に学習することもできます。
早めに苦手科目をなくしたい、自分のペースで勉強したいという場合は、オンデマンド型のオンライン授業を取り入れれば、勉強へのやる気アップや苦手克服に繋がるかもしれません。

 

双方向型ならではのメリット:対面授業に近い形で受けられる

録画した映像を自分のタイミングで視聴するオンデマンド型とは逆に、リアルタイムで視聴する同時双方向型ならではのメリットがあります。

双方向型のメリット
●わからない所を質問しやすい
●対面授業に近い形で受けられる

同時双方向型の授業では、意見交換をしたり、質疑応答ができたりなど、同じ教室にいなくても対面授業のような指導を受けることができます。
お子さまの不安や疑問をすぐに質問することができる環境なので、集中力が切れにくいといった利点もあります。
分からない部分はすぐに解消したい、講師と会話やコミュニケーションをとりながら授業を受けたいという場合は、同時双方向型を選ぶと、より緊張感をもって取り組めるかもしれません。

 

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オンライン授業のデメリット・疑問と解決策

時間を有効に使える、学びたいことを自分で選べるといったメリットがある反面、オンライン授業ならではのデメリットも存在します。

オンデマンド型のデメリット
● 誰かに見られていないので集中力の維持が難しい
● 録画なので講師とコミュニケーションがとれない

同時双方向型のデメリット
● 通信環境に左右されやすい(音声や映像がズレる、切れるなど)

ただ、そういったデメリットが気になるなら、対面授業とオンライン授業を柔軟に取り入れている塾を選んでみるのもいいですね。

オンライン授業のメリット・デメリットがわかったところで、「本当に集中できるの?」「質問しにくくないの?」といった、オンライン授業に関する素朴な疑問と解決策を紹介していきます。

 

悩み①ちゃんと集中できるの?

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本当にちゃんと集中して授業が受けられるの?というのは、保護者さまにとって大きな疑問ですよね。
オンデマンド型はいつでも視聴できるため、つい後回しにしてしまい、受けなければならない授業がたまってしまったり、学習が遅れてしまったりすることがあります。
また、録画した映像を視聴するオンデマンド型では、LINEが来てないか確認するつもりでスマホを開いたのに、ダラダラとゲームで遊んでしまったり、講義を受けるために開いたパソコンでそのままネットサーフィンをしてしまったりする……など、お子さまの集中力を奪う誘惑がそこかしこに存在しています。

こういった心配がある場合は、物理的に誘惑から離れたり、人目がある環境で勉強したりすることを提案してみてください。

● 集中力を乱すスマホは保護者さまが一時的に預かる
● リビングなど人目があるところで授業を受けてもらう

案外触れない場所に置いておくと衝動が収まり、見られていると緊張感をもって授業を受けることができますよ。ご家庭で視聴する時間や場所、視聴のしかたのルールをお子さまと約束すると良いですね。

 

悩み②質問しづらいのではないか?

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対面授業では、疑問点があればその場で質問して解消できますが、オンライン授業となると、疑問点や不安な所を質問しにくいのではないか?と感じてしまいますよね。
しかし、ある中学校で実施された同時双方向型のオンライン授業のアンケート(※1)では「わからないところはすぐに聞けて安心した」「コミュニケーションが取りやすかった」という回答が寄せられました。
他にもメールやチャットで質問できる体制を整えているなど、質問のしにくさが解消できる工夫を取り入れている塾や学校もあります。先生や講師の顔を見ながら質問するのが苦手なお子さまの中には、メールやチャットなどの方が質問しやすくて、学習効果が上がったケースもあります。
確かにオンデマンド型の授業では、生徒は視聴するだけで質問することはできません。その代わり、何度も繰り返し授業を視聴できるので、疑問点は自分で調べたり、考えたりして、理解し乗り越える力を育む機会とすることもできます。
対面授業に比べて、画面を隔てるため質問しづらいのでは?と感じてしまうかもしれませんが、実際には疑問点や不安な所の解消は、多くのオンライン授業で対面授業とは違う形でフォローアップされています。

(※1)「茨城県立鹿島高等学校附属中学校」公式サイトより

 

悩み③理解度は下がらないの?

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2020年4月10日から6月20日まで遠隔授業を実施していたある中学校・高校のアンケート(※2)では、オンライン授業で学力が向上したと感じると答えた生徒は、なんと全体の63%にも及びました。
この結果から、必ずしもオンライン授業で生徒たちの理解力やモチベーションが下がるといった傾向はみられず、意欲的に取り組むことができれば、オンライン授業は学習意欲の向上に繋がる可能性があることがわかりました。

学習の理解度を上げるには、疑問点や不安な所を一つずつ解消していくことが大切です。
オンライン授業だからといって理解度が下がることを心配するよりも、お子さま本人がオンライン授業にどれだけ意欲的に取り組めるかがポイントになるのではないでしょうか。

(※2)「聖徳大学附属女子中学校・高校」公式サイトより

 

オンライン授業を上手に家庭学習に取り入れるには?

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オンライン授業を上手にご家庭に取り入れるには、次の2点を明確にしてみてください。

1. お子さまがどんなことでつまずきそうか?
2. ご家庭でオンライン授業のどの部分に大きなメリットを感じているか?

例えば、部活や他の習い事がある場合、予習・復習の時間を取りにくくなり、学校の勉強についていけなくなってしまうかもしれません。そのようなご家庭では、好きな時間に授業を受けられることがメリット。時間の効率化や自由なスケジューリングが可能なオンデマンド型を選択すると、通塾の時間を少しでも勉強時間に変えられるため、今より効率的に学習を進められるようになるでしょう。

また、通塾できる範囲に行きたい塾がない場合は、勉強に対するお子さまのモチベーションが下がってしまう可能性もあります。そのようなご家庭では、どこからでも授業が受けられることがメリットです。同時双方向型のオンライン授業なら、通塾範囲に囚われることなく、行きたい塾に行けて、受けたい授業を受けることができます。
オンライン授業の良し悪しを見極めるのではなく、お子さまにはどんな学習方法がベストかを考えてみてください。

オンライン授業と対面授業のどちらかを選ぶという考え方もありますが、両方を取り入れるという考え方もあります。
オンライン授業と対面授業のどちらも受けたいというニーズに合わせて、状況に応じてオンラインと対面授業を切り替えられるサービスを提供している塾もあります。
例えば東京個別指導学院では、忙しくて通塾する時間が取れないときや、感染症への不安が高まっているときにはオンライン、落ち着いてきたら対面授業と、フレキシブルに学び方を選ぶことができます。
オンライン授業だけではどうしても不安が残るという方は、そういった手段も一つとして考えてみてもいいかもしれません。

 

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オンライン授業はメリットを理解し上手に取り入れていこう

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オンライン授業は急速に広がった学び方です。時間と場所の限界を超え広がるメリットがある反面、オンライン授業の形態によっては、モチベーション管理の難しさや、通信環境に左右されるといった新しい問題もあります。
一方で、長年培われてきた対面授業には、先生が生徒の細かな表情を見ながら、つまずきをその場その場で解消できる、という、直接会うことでしか築けない先生と生徒の信頼関係も健在です。

お子さまのためには、オンライン授業のメリット・デメリットだけを見て、どちらか一方に決めてしまうのではなく、それぞれお子さまに合った学習方法を上手に使い分けることで、学習効率を上げてみてください。
例えば、

「先生に褒められるとやる気が出るから、対面授業で先生と直接会える方がよさそう」
「うちは部活に熱心だから、少しでも時間の節約をしたい……。オンデマンド型のオンライン授業を取り入れてみよう」
「感染症の心配があるから今はオンライン授業が希望だけど、対面授業とオンライン授業を柔軟に取り入れているところがいいな」

など。

もし、お子さまにはオンライン授業や、オンラインと対面授業をミックスさせた指導が合いそうなのに、現在通っている塾がオンライン授業に対応していない場合は、オンライン授業に対応している塾の体験授業を気軽に受けてみることも、視野を広げるきっかけになるかもしれません。
保護者さまとお子さまで、それぞれに合った学び方を話し合い、選ぶことで目指す未来を確実に掴み取ってください。

 

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