「負の数字」から始まり、1次方程式、平面図形へと続く中学1年の数学

保護者

教室長って中学生の頃、何の科目が得意でした?

教室長

私ですか?そうですねぇ、わりと勉強は好きな方だったので、あまり得意不得意の差はなかったのですが、あえて言うなら数学と英語でしょうか。

保護者

はー、すごいなぁ。うちの子は今年中学1年生になったけど、結構数学で苦労しているみたい。でも、それって私の血なんですよねぇ。私も数学苦手だったから、教えることもできなくて。

教室長

確かに、中学校くらいになってくると、だんだんお子さんの勉強を教えるのも難しくなってきますよね。出てくる単語は見覚えあって、「あー、こんなこと授業でやったなー」なんて。

保護者

そうそう。でも、実際教えようと思って教科書を見ても、全然思い出せないんですよね。結局、私も子どもと一緒に教科書見ながら頭抱えちゃって。

教室長

そうですね、算数から数学と名前を変えてから最初に出てくるのは「負の数字」。つまり「マイナス」という存在が出てきますね。そして、XやYといった文字式の計算から、1次方程式、比例・反比例と続いていきます。平面図形や空間図形、データの分布といった単元も出てきますね。ほら、「線対称・点対称」とか「円すい」とか、覚えていませんか?

保護者

なんか記憶の片隅にあるような…。

数学は過去の単元を積み重ねていく教科

教室長

数学は、わかった瞬間の楽しさは他の科目以上に大きいのですが、逆にわからなくなってしまうと、本当にわからなくなってしまうんですよね。迷宮に迷い込んだように、何をどうしたらいいのかが見えなくなってしまう。

保護者

そうそう、ちょっとわからないことを放置していると、どんどん置いていかれる感覚になるんですよね。

教室長

数学って数ある科目の中でも、唯一小学校から高校まで、ずっとひとつながりになっている科目だと思うんですよ。途中で名前は変わりますけど。過去習ったことをベースに、少しずつ新しい知識が積み重なって、徐々に難度が上がっていく。例えば中学1年で習う文字式の知識は、その後1次方程式や比例・反比例の問題などにも出てきますし、中学2年、中学3年、さらに高校に行っても出てきますよね。そういう連続性があるところが、数学の特徴だと思います。

保護者

確かにそうですね、小学校の頃に習った分数の割り算の、分母と分子を逆にする、なんていうのも、その後当たり前のように使い続けますしね。

教室長

そうなんです。ですので、おっしゃる通り、連続するもののどこかでつまずいてしまうと、その後に続く単元も「わからない」状態が続いてしまって、「置いていかれた」という感覚に陥ってしまうんですよ。

保護者

なるほどねぇ、だから復習が大事ってことなんですかね。うちの子も参考書とかを買って練習問題をやっているみたいなんですけど、なかなかはかどらないみたいで。

教室長

実は私も中学1年の1次方程式が出てきたところで、少しつまずいたことがあったんです。正解がわかる問題もあるんですが、なぜか数問必ず間違えてしまう問題があって。お子さんのように参考書を読んで、練習問題をたくさん解いて、っていうのを繰り返したんですけど、一向に成績が上がらなくて、自信を失ってしまったんです。数学が完全に苦手科目になってしまった感じがしてしまって。

遠回りのようにも見えて、実は効率的な数学の勉強法とは

保護者

あら、教室長が自信を失うだなんて、意外です。で、そのときどうしたんですか。

教室長

 小学校のときに使っていた算数のテキストを引っ張り出してきて、もう一度解き直してみました。するとミスなく正確に解けたのです。つまり、数学ができないのは一時的なスランプとかではなくて、中学に入ってからの分野でつまずいていたのが原因なのだと直感的にわかったのです。

保護者

一度苦手になってしまうと、放り出したくもなってしまうでしょうけど、冷静にいつからわからなくなったのか振り返ることも大切なんですね。その後、1次方程式はどうなりましたか。

教室長

ええ、あるときに気がついたんです。私がよく間違える1次方程式は、「マイナス」が出てくることが多いと。負の計算って、マイナス同士を掛け算するとプラスになったり、負の数字の減算はプラスと一緒だったり、ちょっとした注意点があるじゃないですか。その計算をよく間違えてしまっていたんですよ。つまり私は、1次方程式がわかっていないように見えて、実はその手前の、負の計算が苦手だったということなんです。

保護者

なるほどねぇ、本当の弱点は以前習った別のところにあったんですね。

教室長

そうなんです。それがわかってからは復習の仕方が変わりました。参考書にしても、それまでは1次方程式のところばかり読んで、練習問題に取り組んでいたんですが、そうではなくて、負の計算の練習をたくさんしたんです。まずはそこを克服しよう、と。

保護者

あー、そうか。本当の弱点は1次方程式じゃないから、参考書で1次方程式ばっかりやってもダメだったんだ。

教室長

もちろん、ダメというわけではないんですけどね。ただ本質的な弱点の克服にはならないかもしれません。私の場合は、それに気づけたので参考書をうまく活用することができたのですが。

保護者

つまり数学は連続している科目だから、何かにつまずいたときは本当に苦手なのはどこか、というのを見つけなきゃいけない、ということね。

教室長

その通りです。「何がわからないのかわからない」という状態が一番大変で、本人としても苦しい状態です。それが続くと、やがて勉強がきらいになってしまうこともあるでしょう。特に数学は、その状態を放置してしまうと、連続するすべての単元が「何がわからないのかわからない」状態になってしまいかねない教科です。

保護者

だから、わからないところを特定して、そこまで戻って復習する必要がある、ってことですね?

教室長

そうなんです!それこそまさに、私が数学を得意科目と言えるようになった勉強法なんです。わからないのはどこなのかを必死に考えて、そこまで戻って勉強し直す。遠回りのように思えるかもしれないですが、特に数学はこの方法が大切だと思いますね。

保護者

確かにそうなのかもしれないですね。うちの子も弱点を抱えたまま、難しい問題に取り組んで苦しんでいるだけなのかも。まずは弱点を克服することが大事ってことですね。

教室長

はい、そうだと思います。ぜひお子さんが解いて、間違えてしまった問題を見て、どこが苦手なのかを探ってあげてください。本人では気づけないことも気づいてあげられるかもしれませんし。

保護者

さっそく帰ったら試してみます。教室長、ありがとうございます!

わからないことに遭遇したら、できるところまで戻ってみて、何がわからないのかを理解する。
そしてそこを乗り越える。もしかしたらわたしたちが数学の問題に取り組んでいるのは、そうやって「問題をいかに解決していくか」という力を身につけるためなのかもしれませんね。

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