高校の定期テストで成績アップするポイントは「勉強法」にある

高校に入って、中間テストや期末テストで思うように点数が取れなくなった、と感じていませんか?
もしかしたら「自分には勉強が向いていないのではないか……」「中学までは勉強できたのに……」と、不安に思ったり、落ち込んだりしてしまっているかもしれませんね。

でも、安心してください。
中学と高校では、テストで点を取れる勉強の仕方がちょっと違うだけで、決して勉強ができなくなったわけではありません。
今までの勉強法も決して間違っているわけではないので、それにプラスして新しい勉強法を取り入れてみませんか?

勉強法を少しアップデートすれば、高校の定期テストでもしっかり良い成績を上げられるようになります。
ぜひ、気難しく考えず、楽な気持ちで読み進めてみてくださいね。

 

 

 中間・期末テスト対策は「予習中心」がコツ!日々の勉強を定期テストにつなげる

それでは、ここから「テスト勉強の仕方」の本題に入っていきます。
これからは、日々の勉強をテスト勉強にリンクさせていく「予習中心の勉強法」を取り入れてみてほしいのです。

少し思い出してみてください。これまで、定期テストの前はいつからテスト勉強を始めていたでしょうか? 2週間くらい前から取り組んでいた、という方が多いかもしれません。

芸術や家庭科、保健体育などのテストもある期末テストでは、さらに前から準備していた方もいるかもしれませんね。

定期テスト前になると、プライベートの予定はできるだけ控えて、夜遅くまでテスト勉強をして……と、肉体的にも精神的にも大変な日々が続くこともありますよね。

「予習中心の勉強法」を取り入れることで、そのテスト前の勉強がとても楽になるとしたら、ちょっと興味がわいてきませんか?
以下、この勉強法の具体的なやり方をご紹介していきます。

 

 ①学習計画:まずはここから!

まずは、予習・復習などの学習を進めるにあたっての計画を立てていきましょう。
学習計画を立てるときには、いくつかのポイントがあります。

  • 大目標を立て、それをもとに具体的な小目標を立てる
    例えば、「定期テストで合計●●点を取る」という目標を立てたら、そこから「英語コミュニケーションでは▲▲点以上取る」「数学Iでは■■点取る」と、目標を分解していきます。
  •  科目ごとにやるべきことを書き出す
    これまでの定期テストや模試の結果を振り返ってみると、自分が各科目どの分野を苦手としているかが見えてきます。そこは特に予習・復習が必要な部分なので、確実に取り組めるように次の定期テストの試験範囲を予想して、科目ごとに集中して取り組む単元や項目を明確にしておきましょう。
  • 書き出したものを1日単位で割り振っていく
    定期テストの日程や毎週の授業の時間割を考慮しながら、やるべきことを週単位・1日単位で割り振っていきます。
  • 予備日を設ける
    計画通りに勉強が進まなかった時の予備として、計画を立てるときには、週に1日程度、日程に余裕をもたせておきます。

 

自分で計画を立てるのが難しそうなときは……

自分1人で学習計画を立ててはみたものの、「これで本当に大丈夫のかな……?」と不安になることもあるかもしれません。
そんなときは、学校の先生や学習塾を相談してみてはいかがでしょうか?
特に、地域密着の個別指導塾なら、通っている高校のカリキュラムやあなたの学習状況に合わせた学習計画づくりをサポートしてもらえますよ。

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②予習:「予習ノート」を作ろう

計画を立てたら、いざ予習にとりかかります。
予習の目的は、単元の内容を完全に理解することではなく「その単元で自分がわからない部分をはっきりさせる」こと。予習の段階で不明点が残っていても、学校の授業で解決できればよいので、安心してくださいね。

予習には、学校の教科書とノートを利用して「予習ノート」をつくります。

 

作り方の例

  •  英語:
    教科書の本文を書き写して日本語訳。必要に応じてSVOCもふる。辞書で調べた単語は意味をメモする。文法などで分からないところがあればそれもメモしておく。
  • 数学:
    基本的な公式や定理と、その例題を読みながらノートに書き写す。その後、教科書の練習問題を解いてみる。計算過程も省略せずにノートに書いておくのがポイント。

 

予習ノートはきれいに作ろうとせず、自分が読んで分かるくらいにとどめておくこと、また後で追記できるようにたっぷりと余白を残して作ることがポイントです。
ノート作りのコツは「【中学生・高校生の勉強法】ノートの作り方を知って勉強効率アップ!」の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

③学校の授業:予習時の不明点を中心にアンテナを張ろう

予習に取り組んだら、その予習ノートを持って学校の授業を受けます。

予習して明らかになった単元の不明点・疑問点について、先生が解説していればそれをしっかり聴き、予習ノートに記入しておきます。
もしそれでも不明点が解決しなければ、授業後に先生に直接質問して解消しましょう。

先生が板書している内容だけでなく、口頭で話していた内容にも重要な内容が含まれていることがあります。
「これは大事な部分で……」「ここが重要なポイントなんだけど……」といった先生の言葉を聞き逃さず、ノートに記録するようにしましょう。

 

④復習:授業内容を定着させよう

学校の授業を受けたら、できるだけその日のうちに(遅くともその週の週末までに)、授業の復習をします。
予習内容や授業で教わった内容をもとに「復習ノート」にまとめたり、学校で配布されている問題集を解いたりして、知識や解き方を定着させていきましょう。

 

復習していて分からないところが出てきたときは……

授業のときは理解していたけれど、改めて復習してみると「あれ、ここってどうしてこうなるんだっけ……?」など、わからない点が出てくることがあります。
あるいは、不明点を学校の授業で聞くことができなかったり、聞きそびれたりした部分も見つかるかもしれません。
そのような場合が増えてきたなと感じたら、「個別指導塾」を利用するのもひとつの手でしょう。
先生との距離感が近く、周りの目を気にする必要もないので、学校の授業や集団塾よりも気軽に質問することができますよ。

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⑤テスト勉強:2週間前から演習を中心に進めよう

定期テストの2週間前になったら、いよいよテスト対策の勉強に取り組んでみましょう。

といっても、冒頭でもご紹介したように、日頃から予習復習ができていれば、そこまで気負わなくて大丈夫。
これまで勉強してきた英単語や漢字などの暗記がしっかり定着しているかの確認と、予習や復習を通して苦手だと感じている部分の演習を中心に進めていきましょう。

知識のインプットは日々の予習・復習でしておけば、テスト期間中は演習にたっぷり時間を割くことができて、テスト期間に暗記から始めている人との差が大きく広がり、テストの点数アップにもつながります。
ノートを見返しながらテスト対策をすると、自分のつまずきやすいところや自分がどのような誤答をしやすいのかがわかります。また、学校の先生が授業で強調したところも思い出せるので、効率的にテスト対策ができるのです。

テスト期間に入ったときにすでに基本や下地ができている状態でテスト勉強に臨むと、精神的にも気楽ですし、演習や苦手なところに時間を割く余裕も生まれます。

 

地域密着の個別指導塾も活用してみよう

テスト勉強は、自分1人で取り組むのも良いのですが、テスト問題の傾向や対策に関する情報を蓄積している地域密着の学習塾を利用すると、より効率的に対策を進めることができます。
特に、通っている高校の進度やテスト範囲、自分の苦手分野に合わせて勉強したいときには、自分専用のカリキュラムを立てられる個別指導塾を活用してみるとよいでしょう。

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「予習中心」の勉強法に変えて、成績アップを目指そう

この記事では、高校の定期テスト対策で取り組みたい勉強方法を詳しくご紹介しました。

定期テスト直前に無理して勉強することがなくなるだけでなく、定期テストの成績アップや、その先の大学受験の勉強にもつながっていくのがこの勉強法です。

「大学入学共通テスト」では、出題される問題の多くが高校1・2年で勉強する範囲です。
そのため、高校1年のうちから学習内容を定着させておけば、日々の勉強が受験勉強に直結して、受験前に改めて勉強し直す必要がなくなります。
また、学校推薦型選抜では、学習成績の状況(評定)が出願条件となっている場合が多いため、成績評価につながる定期テストで良い点数を積み重ねておくと、学校推薦型選抜の対策につながるのです。

勉強のやり方を変えて、成績アップを果たした高校生はたくさんいます。日ごろの学習だけでなく、将来の大学入試も見据えた勉強を始めてみませんか?

 

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